うどん屋では、麺を切りそろえるときに端が出ます。食べられるのに商品にはならない部分です。

群馬県の水沢うどん街道で出る端材を、ビールの原料に使った一本が発売されました。

株式会社ODORIJIの「水沢15 UDON ALE(ミズサワ フィフティーン)」です。

発売は2026年10月10日。初回は480本限定のテスト販売になります。

この記事は、こんなことを知りたいあなた向けです。

  • うどんがどうやってビールになるのか
  • どんな味に仕上がっているのか
  • どの醸造所が造っているのか
  • どこで買えるのか

読み終えるころには、試してみるかどうかが決められます。

水沢うどんの端材を原料に使ったビールが発売された

水沢うどんの端材を原料に使ったビールが発売された
※画像はイメージです

水沢うどんは、群馬県渋川市の水沢観音のそばで出されてきた手打ちうどんです。

寺に続く県道15号線の沿道にうどん店が並び、水沢うどん街道と呼ばれています。

「水沢15 UDON ALE」は、水沢うどん街道のうどん店から出る端材を原料に使ったビールです。

銘柄名の「15」は、街道になっている県道15号線から取られています。

企画したのは「縁結びクラフト by ODORIJI」、販売は株式会社ODORIJI(東京都中野区)です。

始まりは、渋川伊香保温泉観光協会の理事で卯三郎こけしの副社長を務める岡本義弘さんが、水沢や伊香保の文化を表すクラフトビールを造れないかと企画者に相談したことでした。

パッケージには「小麦は、二度おいしい。」という言葉が添えられています。

うどんとして一度、ビールとしてもう一度という意味です。

うどんの端材を糖に変えてから発酵させる

うどんの端材を糖に変えてから発酵させる
※画像はイメージです

うどんをそのまま入れればビールになるわけではありません。

うどんに含まれているのはでんぷんで、そのままでは酵母が食べられないからです。

端材はまず粉砕されます。

粉砕した端材をお湯に入れ、温度を管理しながら麦芽の酵素と反応させて、でんぷんを糖に変えます。

糖に変わったところで酵母を入れ、発酵させます。

麦芽が持つ力を借りて、うどんを発酵できる形に変えるという手順です。

酒税法上の品目は発泡酒です。麦芽の使用率は50%以上で、残りにうどんが入ります。

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350ml缶でアルコール分は5.0%のセゾン

350ml缶でアルコール分は5.0%のセゾン
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スタイルはセゾンです。もともとベルギーの農家が仕事の合間に飲むために造っていたスタイルで、軽い飲み口と酵母由来の香りが持ち味になります。

項目内容
商品名水沢15 UDON ALE(ミズサワ フィフティーン)
品目発泡酒(麦芽使用率50%以上)
スタイルセゾン
アルコール分5.0%
内容量350ml缶(要冷蔵)
原材料麦芽(ドイツ、カナダ製造)、うどん(群馬県産)、ホップ、炭酸
初回数量480本限定
発売日2026年10月10日

※発売元が2026年10月10日に発表した内容による

味は、口に含んだときのほのかな甘みとやさしい口当たりが特徴とされています。

飲み込んだあとにフルーティーな香りが残り、後味はすっきりまとまります。

企画のきっかけを作った岡本さんは、完成した一本を試飲して、思った以上に飲みやすくフルーティーだと話しています。

要冷蔵の商品です。買ったあとは冷蔵庫で保管することになります。

醸造したのは東京都足立区のさかづきBrewing

醸造したのは東京都足立区のさかづきBrewing
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醸造を担ったのは、東京都足立区の北千住にあるさかづきBrewingです。

合同会社さかづきが運営する醸造所で、駅の西口から歩いて5分の路地裏にあります。

造り手は代表で醸造責任者の金山尚子さんです。

大学院で微生物を研究したあとアサヒビールに約9年勤め、ビール工場での醸造管理と、研究所での新商品・醸造技術の開発に携わってきました。

群馬のうどんを使ったビールを、東京の醸造所が造った形になります。

でんぷんを糖に変える工程の温度管理が要になるので、大手で醸造を担ってきた経歴が生きる造り方です。

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買えるのは通販と水沢・伊香保の5施設

買えるのは通販と水沢・伊香保の5施設
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買える場所は2通りあります。通販と、現地の施設です。

通販はODORIJIのECサイトです。

現地では、水沢うどん街道と伊香保温泉エリアの飲食店やカフェ、小売店でも扱われます。

施設名種類
うどん茶屋水沢 万葉亭うどん店
水澤亭うどん店
ニューベルバラ店舗
USABURO KOKESHI 伊香保 カフェ&ギャラリーカフェ・ギャラリー
横手館旅館

※発売元が発表した取扱予定施設。店舗への初回納品は2026年10月上旬の予定

提供の時期や在庫は施設ごとに違います。目当てで出かけるなら、先に各施設へ確かめてください。

今回はテストマーケティングという位置づけです。売れ行きと反応を見たうえで、好評なら定番商品にすることを目指すとしています。

水沢15 UDON ALEがおすすめな人

水沢15 UDON ALEがおすすめな人
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「水沢15 UDON ALE」がいちばん向いているのは、伊香保温泉や水沢うどんへ出かける予定がある人です。

現地の5施設で扱われるので、うどんを食べた流れで、同じ小麦から造った一本を飲めます。

食べ物の端材を使ったビールに興味がある人にも向きます。

パンの耳や売れ残りを使う造り方は広がってきましたが、うどんの端材を使う例はまだ多くありません。

セゾンが好きな人にも合います。

軽い飲み口と酵母由来の香りに、小麦由来のやわらかさが重なります。

反対に、いつでも買える定番を探している人には向きません。

初回は480本限定で、定番になるかどうかは売れ行き次第です。

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まとめ

まとめ
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「水沢15 UDON ALE」についてまとめます。

  • 2026年10月10日発売。企画は「縁結びクラフト by ODORIJI」、販売は株式会社ODORIJI
  • 群馬県の水沢うどん街道のうどん店から出る端材を原料に使っている
  • 銘柄名の「15」は、水沢うどん街道になっている県道15号線から取った
  • 品目は発泡酒で、麦芽使用率は50%以上。スタイルはセゾン
  • 350ml缶でアルコール分は5.0%。要冷蔵
  • 醸造したのは東京都足立区北千住のさかづきBrewing。造り手は元アサヒビールの金山尚子さん
  • 通販のほか、水沢うどん街道と伊香保温泉エリアの5施設で扱われる
  • 初回は480本限定のテスト販売。好評なら定番商品を目指す

端材を使ったビールは、環境への配慮が前に出て味の話が後ろに回りがちです。

水沢15 UDON ALEは、でんぷんを糖に変える工程を踏んだうえでセゾンに仕立てています。うどんを入れたという話だけで終わらせていません。

水沢へ出かける日があれば、うどんのあとに1本試してみてください。

大好きなビールを存分に楽しみましょう。

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醸造を担ったさかづきBrewingの銘柄や店の様子は、こちらの記事で詳しく紹介しています。

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