長濱浪漫ビールが「若狭ビール」復活の第一弾を10月20日発売。破産で途絶えかけた福井県第1号の地ビールをアンバーエールで継ぐ
滋賀県長浜市の長濱浪漫ビールが、福井県の「若狭ビール」を復活させるプロジェクトを始めました。
若狭ビールは、福井県で第1号の地ビールとして生まれた銘柄です。
2025年8月、旧製造元の破産決定によって、若狭ビールの歴史は一度途絶えかけました。
復活プロジェクトの第一弾が『NAGAHAMA AMBER ALE(ナガハマ アンバーエール)』です。
2026年10月20日から数量限定で販売されます。
それでは、何が起きて誰が引き継ぐのかをわかりやすく紹介していきます。
この記事は、こんなことを知りたいあなた向けです。
- 若狭ビールに何が起きたのか
- 誰がどう引き継ぐのか
- 第一弾はどんなビールなのか
- どこで飲めて、どこで買えるのか
読み終えるころには、消えかけた地ビールが戻る道筋が見えます。
目次
福井県第1号の地ビールが復活へ動き出した

若狭ビールは、福井県で最初の地ビールとして誕生し、長く地域で親しまれてきた銘柄です。
造っていたのは若狭シーサイドブルワリーという醸造所でした。
2025年8月、旧製造元の破産が決まりました。
造り手を失った銘柄は、通常なら市場から消えます。
引き継ぐのは、滋賀県長浜市の長浜浪漫ビール株式会社です。
1995年8月に設立され、2026年に創業30周年を迎える醸造会社になります。
若狭は、古くは朝廷に海産物や食材を納めた「御食国(みけつくに)」として知られた土地です。
長濱浪漫ビールは、若狭の地に再びクラフトビール文化を根付かせることを目標に掲げています。
10月20日発売。10日の長濱フェスで樽生を先行販売する

缶の発売は2026年10月20日(火)からです。
数量限定での販売になります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 商品名 | NAGAHAMA AMBER ALE(ナガハマ アンバーエール) |
| 品目 | ビール |
| ビアスタイル | アンバーエール |
| アルコール分 | 5% |
| 内容量 | 350ml |
| 原材料 | 麦芽(アメリカ製造、ドイツ製造、イギリス製造)、ホップ |
| 賞味期間 | 製造日より180日 |
| 保存 | 要冷蔵 |
| 希望小売価格 | 550円(税抜) |
| 発売日 | 2026年10月20日(火) |
※2026年9月29日の発表内容です。
缶より先に飲める機会があります。
2026年10月10日(土)に開かれる「長濱フェス2026」で、樽生のアンバーエールが先行販売されます。
会場は滋賀県長浜市北船町のえきまちテラス長浜、時間は10時から17時までです。
注ぎたてで試せるのは、10月10日が最初になります。
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破産管財人が「残すべき事業」と判断した

地ビールが造れなくなったとき、そのまま消えてしまう例は少なくありません。
若狭ビールが残った理由は、破産の手続きのなかにありました。
旧製造元の破産にあたり、破産管財人が若狭ビールの味と事業価値を評価しました。
評価の結果、「残すべき事業」と判断されています。
事業継続の許可を経て、長濱浪漫ビールへの継承につながりました。
会社が倒れても銘柄が残るかどうかは、破産手続きの判断で分かれます。
第一弾にアンバーエールを選んだ理由

復活の第一弾に選ばれたのは、かつて若狭で親しまれていたアンバーエールです。
長濱浪漫ビールが30年かけて培った醸造技術を、かつての味わいに掛け合わせたという説明になっています。
焙煎したカラメル麦芽から、香ばしい香りと深みのある琥珀色が出ます。
口に含むと麦芽由来のコクとまろやかな甘みが広がります。
後味はホップのほどよい苦味でまとめられています。
狙いは単体で味わうビールではなく、食事と一緒に楽しめるビールです。
| 項目 | 評価 |
|---|---|
| コク | ★★★★☆ |
| キレ | ★★★☆☆ |
| 苦み | ★★★☆☆ |
| 酸味 | ★★☆☆☆ |
| 甘み | ★★★★☆ |
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仕込んだのは長浜の醸造所。若狭の設備はいま再開の準備中

NAGAHAMA AMBER ALEという商品名のとおり、第一弾は長浜で仕込まれています。
若狭の醸造所ではまだ造れないためです。
若狭シーサイドブルワリーでは、長濱浪漫ビールの製造チームが中心となって再開の準備を進めています。
清掃とメンテナンス、設備の更新が続いている段階です。
自信を持って届けられる状態になるまで、もう少し時間がかかる見込みだとヘッドブルワーの奥村太さんはコメントしています。
本格的な再開を待たずに、まず長浜の設備でアンバーエールを仕込んだのが今回の一本です。
奥村さんが挙げている先の楽しみは、飲み比べです。
近い将来、再開した若狭の醸造所で仕込んだアンバーエールと並べて飲める日を待っている、と語っています。
長濱浪漫ビールを購入する方法

通販に並んでいるのは、長濱浪漫ビールの定番です。
NAGAHAMA AMBER ALEとは別の商品になりますが、同じ長浜の醸造所で仕込まれています。
アンバーエール自体の取扱いは、リカーマウンテンの店舗と長濱浪漫ビール、同社のオンラインショップ、Best Beer Japanが予定されています。
缶の発売は10月20日からです。
長浜IPA スペシャル 350ml缶(1本)
まず1本だけ試したいなら、単品で買えるIPAがあります。
長濱浪漫ビールの造りを知る入口になります。
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長浜スペシャル2種の飲み比べ 350ml×12本
IPAとヴァイツェンが入った飲み比べのセットです。
苦みの強い一本と、小麦の柔らかい一本を並べられます。
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長浜エール 350ml缶×24本
アンバーエールに近い系統を箱で置いておきたいなら、長浜エールが向きます。
アメリカンペールエールなので、麦芽のコクとホップの苦みが釣り合う造りです。
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誰に関係があるか

いちばん関係があるのは、地元の地ビールが無くなった経験のある人です。
1990年代の地ビールブームで生まれた醸造所は、多くが姿を消しました。
当サイトでも、宮城県初の地ビール醸造所の廃業や、名門と呼ばれたブルワリーの醸造終了を記録してきました。
消えたまま戻らない例のほうが、はるかに多いのが実際のところです。
若狭ビールは、破産管財人の判断と引き受け手の両方がそろったことで戻ってきます。
もうひとつ関係があるのは、10月10日に長浜へ行ける人です。
缶の発売より10日早く、樽生で試せます。
まとめ

長濱浪漫ビールの『NAGAHAMA AMBER ALE』は、途絶えかけた福井県第1号の地ビールを継ぐ最初の一本です。
- 若狭ビールは福井県第1号の地ビール。2025年8月の旧製造元の破産で歴史が途絶えかけた
- 破産管財人が味と事業価値を評価し「残すべき事業」と判断。事業継続の許可を経て継承へ
- 引き継ぐのは滋賀県長浜市の長浜浪漫ビール。2026年に創業30周年を迎える
- 第一弾はアンバーエール。350ml缶・アルコール分5%・希望小売価格550円(税抜)
- 発売は2026年10月20日(火)から数量限定
- 10月10日(土)の「長濱フェス2026」では樽生を先行販売する
- 若狭シーサイドブルワリーは再開に向けて清掃と設備更新が進行中
若狭の醸造所で仕込んだアンバーエールが出れば、同じ名前のビールを2か所の造りで比べられます。
大好きなビールを存分に楽しみましょう。
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宮城県初の地ビール醸造所が廃業するまでの経緯は、こちらの記事でまとめています。
醸造を終えた名門ブルワリーの歴史は、こちらの記事で振り返っています。
350ml缶の値段は、こちらの記事でメーカーごとに比べています。
