傷やサイズを理由に市場へ出せない桃が、毎年たくさん出ます。

出せなかった桃を500キログラム使ったビールが、ボトルで発売されます。

神奈川県厚木市のサンクトガーレンが造る「7種の桃のエール」です。

発売は2026年10月15日の木曜で、数量限定になります。ボトルでの販売は2022年以来、4年ぶりです。

この記事は、こんなことを知りたいあなた向けです。

  • 7種の桃のエールがどんなビールなのか
  • どんな桃を、どれだけ使っているのか
  • なぜボトルでの販売が4年ぶりなのか
  • どこで買えるのか

読み終えるころには、試してみるかどうかが決められます。

7種の桃のエールが10月15日にボトルで発売される

7種の桃のエールが10月15日にボトルで発売される
※画像はイメージです

発売は2026年10月15日の木曜です。数量限定で、なくなれば終わります。

項目内容
商品名7種の桃のエール
品目発泡酒
スタイルフルーツビール
内容量330ml
アルコール分5.5%
IBU21
原材料麦芽、ホップ、桃(山梨県産)
価格539円(税込)
発売日2026年10月15日(木)・数量限定
販売直営オンラインショップ、小田急百貨店 新宿店ほか
賞味期限90日(要冷蔵)

※サンクトガーレンが2026年10月に発表した内容による

造っているのはサンクトガーレン有限会社です。神奈川県厚木市に醸造所があり、本厚木駅の北口すぐに20タップのタップルームを構えています。

樽生は、タップルームでも飲めます。

ボトルを置く店は順次増えていきます。買いに出かける前に、サンクトガーレンの商品ページで取扱店を確かめてください。

山梨の訳あり桃500キログラムを7品種ブレンドして使う

山梨の訳あり桃500キログラムを7品種ブレンドして使う
※画像はイメージです

1回の仕込みに使う桃は500キログラムです。産地は山梨県になります。

品種は白凰、夢しずく、あかつき、まどか、川中島、ゆうぞら、さくらの7つ。銘柄名の「7種」は、ブレンドする品種の数から来ています。

桃は皮と種を取り除き、ピューレにしてから麦汁へ入れます。香りづけに果汁を足すのではなく、果肉そのものを仕込みに使う形です。

使うのは市場へ出せない「訳あり」の桃

集めているのは、傷やサイズ、形を理由に一般の流通へ乗せられない桃です。

年々、酷暑で実が十分に大きくなる前に熟れる例や、暖冬を越したカメムシが果実に穴を開ける被害が増えています。収穫した果実の約3分の1が訳ありになる年もあります。

訳あり果実の多くは捨てられるか、家畜の飼料に回ります。サンクトガーレンは、農家にも喜ばれている取り組みだと説明しています。

公式の説明では「生の桃を丸かじりしたような味わい」

公式の説明によると、香りは甘い桃そのもので、味は桃のネクターのように芳醇でジューシーです。

桃の種まわりを思わせるほのかな酸味と苦味もあり、生の桃を丸かじりしたような味わいになると説明されています。

麦芽はペールエールモルト、カラピルス、クリスタルC15、ミュニック、ウィートの5種類。ホップはチノック、ギャラクシー、VICシークレットを使います。

苦みの目安になるIBUは21です。アルコール分は5.5%になります。

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桃を多く使うため品目は発泡酒になる

桃を多く使うため品目は発泡酒になる
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ラベルに書かれる品目は発泡酒です。ビールではありません。

酒税法でビールと名乗れる果物の量には上限があり、7種の桃のエールは上限を超えて桃を使っているためです。

麦芽の使用率は50%以上あります。

麦芽を減らして税を軽くする節税型の発泡酒とは、作りが違います。原料を削った結果の発泡酒ではなく、果物を足した結果の発泡酒になります。

2026年10月1日の酒税改正で、ビールと発泡酒と新ジャンルの税率は1本にそろいました。品目が違っても、かかる酒税は同じです。

ボトルの販売が4年ぶりになったのは台風の影響

ボトルの販売が4年ぶりになったのは台風の影響
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サンクトガーレンは2011年から、訳あり桃を使ったビールを不定期に造ってきました。

近年は、秋のビールイベントと直営店での提供だけでほぼ完売していました。ボトルに回す分が残らなかったためです。

2026年は台風でイベントの一部日程が中止になりました。イベント用に用意していた分の一部が空き、一般販売へ回せるようになっています。

ボトルでの販売が4年ぶりになったのは、台風の影響です。

9月からは、秋のビールイベントと直営店で先に出ていました。10月15日からボトルが加わる形になります。

訳あり果実を使うビールはほかにもある

サンクトガーレンは桃のほかにも、神奈川県産のオレンジ「湘南ゴールド」や和梨、長野県産のリンゴで、訳あり果実を使ったビールを造っています。

大手の主流であるラガーとは別の道を選び、エール一貫主義を掲げてきた醸造所です。社名は、醸造免許を世界で初めて取得したとされるスイスのサンクトガーレン修道院から取っています。

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7種の桃のエールがおすすめな人

7種の桃のエールがおすすめな人
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「7種の桃のエール」がいちばん向いているのは、果物の味がはっきり出たビールを飲みたい人です。

1回の仕込みに桃を500キログラム使い、品目が発泡酒になるところまで果肉を入れています。

ビールの苦みが得意でない人にも向きます。

IBUは21で、苦みは強くありません。甘い桃の香りが前に立つフルーツビールです。

食品ロスへの取り組みに関心がある人にも合います。

使うのは、傷やサイズを理由に市場へ出せず、捨てられるはずだった桃です。

反対に、いつでも買える定番を探している人には向きません。

数量限定で、ボトルが出るのは4年ぶりになります。

まとめ

まとめ
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「7種の桃のエール」についてまとめます。

  • 2026年10月15日(木)に数量限定で発売。ボトルでの販売は2022年以来4年ぶり
  • 内容量は330ml、アルコール分は5.5%、IBUは21
  • 原材料は麦芽、ホップ、桃(山梨県産)。価格は539円(税込)
  • 1回の仕込みに訳あり桃500キログラムを使う
  • 品種は白凰、夢しずく、あかつき、まどか、川中島、ゆうぞら、さくらの7つ
  • 桃は皮と種を取り除き、ピューレにしてから麦汁へ入れる
  • ビールと名乗れる果物の量を超えているため、品目は発泡酒。麦芽の使用率は50%以上
  • 4年ぶりのボトル販売になったのは、台風でイベントの一部日程が中止になったため
  • 造っているのは神奈川県厚木市のサンクトガーレン。2011年から訳あり桃のビールを造ってきた

市場へ出せない桃は、捨てられるか飼料に回ります。サンクトガーレンは500キログラムをまとめてピューレにして、仕込みの材料に変えていました。

ボトルが4年ぶりに出るきっかけも、台風でイベントが中止になったことでした。

売り場で見かけたら、手に取ってみてください。

大好きなビールを存分に楽しみましょう。

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