東京都豊島区の西池袋にある醸造所、CYCAD BREWINGを紹介します。

昭和の木造マーケットを改装した建物の中にある、10タップのブルーパブです。

つながる10本はすべて自家醸造で、定番を置いていません。

同じレシピを繰り返さないのが決まりです。

仕込むたびにホップや副原料を変えるので、銘柄の名前の後ろに付く数字が仕込んだ回数を表します。

それでは、CYCAD BREWINGのビールと店についてわかりやすく紹介していきます。

この記事は、こんなことを知りたいあなた向けです。

  • CYCAD BREWINGがどんな醸造所なのか
  • どんな造り手が仕込んでいるのか
  • どんな銘柄があるのか
  • いつ行けば飲めるのか

読み終えるころには、西池袋で飲んでみたい一杯が見つかります。

CYCAD BREWINGとは

CYCAD BREWINGとは

CYCAD BREWINGは、東京都豊島区西池袋にある醸造所併設のブルーパブです。

東京メトロ有楽町線・副都心線の要町駅から徒歩5分、「NishiikeMart」という建物の中にあります。

NishiikeMartは、昭和から続いた木造のマーケット「西池袋mart」を2019年2月に改装した場所です。

青果店などが並んでいた西池袋の台所が、飲食店やギャラリーの入る建物に変わりました。

始まりは、2019年4月に開いたブルーパブ「Snark Liquidworks」です。

国税庁の免許の一覧によると、合同会社スナークリキッドワークスが発泡酒の製造免許を取ったのは2019年2月21日でした。

3人でチームを組み直し、2023年4月1日にCYCAD BREWINGとして開き直しています。

ヘッドブルワーの藤浦一理さん、幡ヶ谷のビアバー「Gremlin」を営む戸原寛允さん、ファントムブルワリー「STYLE BREW WORKS」の植松康佑さんの3人でした。

植松さんは2025年8月に離れています。

「Cycad」は植物のソテツを指す言葉です。

品種の多いソテツの多様性と、好みの分かれるクラフトビールを重ねて名前にしました。

CYCAD BREWING 3つの特徴

CYCAD BREWING 3つの特徴

CYCAD BREWINGの特徴は3つあります。

タップの中身、造り手の経歴、そして建物の中の顔ぶれです。

特徴1:定番を置かず、10タップすべてを自家醸造でうめる

タップは10本あり、つながるのはすべて自分たちで造ったビールです。

ゲストのビールを置かず、定番も決めていないのが特徴です。

Snark Liquidworksとして開いたときは4タップで、うち1本はゲストビールでした。

CYCAD BREWINGになってタップが10本に増え、すべてが自家醸造になりました。

同じ銘柄を仕込むときも、ホップや副原料を入れ替えてレシピを変えます。

「Horridus 5」のように名前の後ろに付く数字が、仕込んだ回数を表しています。

特徴2:ヘッドブルワーは1998年にアメリカのホームブルワーの頂点に立った

藤浦さんは、自家醸造のキットからビール造りを始めた人です。

アメリカに住んでいた1998年に「American Homebrewer of the Year」を受賞しました。

2012年には代々木でクラフトビールの店「Watering Hole」を開き、7年ほど営んでいます。

2017年に店を離れ、自分で仕込む場所づくりに移りました。

レシピの組み立て方にも、自家醸造から始めた人らしさが残ります。

ほかの醸造所の造り方を調べ、試しながら自分のものに変えていきます。

特徴3:ビールとアートとバーベキューが同じ建物に同居する

醸造所の隣には、テキサス式のバーベキューを出す「PHAT Q」があります。

オーナーの浅賀俊介さんが、アメリカ産の牛肉を12時間かけて燻したブリスケットを看板にしています。

ギャラリーのスペースでは、月に1回から2か月に1回のペースで展示が開かれます。

作家を選ぶのは戸原さんで、2週間から3週間ほど入れ替わります。

缶のラベルを描いているのは、イラストレーターのサイダジュンヤさんです。

オリジナルのグッズも同じ人の絵で作られています。

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CYCAD BREWINGの銘柄

CYCAD BREWINGの銘柄

銘柄は仕込みのたびに入れ替わります。

これまでに造ってきた中から6種類を紹介します。

Horridus:濁りのある口当たりのヘイジーIPA

何度も仕込まれているヘイジーIPAです。

アルコール度数は6パーセントです。

Horridusは、南アフリカに生えるソテツの仲間を指す言葉です。

苦みを立てず、ホップが生む果実のような香りで飲ませます。

項目 評価
コク ★★★☆☆
キレ ★★☆☆☆
苦み ★★★☆☆
酸味 ★★☆☆☆
甘み ★★★☆☆

Revoluta:日本のソテツと同じ名前のピルスナー

すっきり飲めるピルスナーです。

アルコール度数は5.5パーセントです。

Revolutaは、日本のソテツの学名に使われている言葉です。

ホップの香りと、切れのある後味がそろいます。

項目 評価
コク ★★☆☆☆
キレ ★★★★★
苦み ★★★☆☆
酸味 ★☆☆☆☆
甘み ★★☆☆☆

Woodii:度数9.5パーセントまで上げたインペリアルスタウト

度数を上げた黒ビールです。

アルコール度数は9.5パーセントです。

Woodiiは、野生では姿を消したソテツの仲間の名前です。

焙煎した麦芽の甘みとコクが厚く出る、ゆっくり味わう一杯です。

項目 評価
コク ★★★★★
キレ ★☆☆☆☆
苦み ★★★★☆
酸味 ★☆☆☆☆
甘み ★★★★☆

Mika:ホップを重ねた度数7.5パーセントのダブルIPA

度数を上げたダブルIPAです。

アルコール度数は7.5パーセントです。

ホップの量を増やしたぶん、香りと苦みがはっきり出ます。

Untappdの評価では、CYCAD BREWINGの銘柄の中でも上位に並びます。

項目 評価
コク ★★★★☆
キレ ★★☆☆☆
苦み ★★★★☆
酸味 ★☆☆☆☆
甘み ★★★☆☆

Raz Porter:木の実のような香ばしさが残るイングリッシュポーター

イギリスのスタイルをなぞったポーターです。

アルコール度数は6パーセントです。

焙煎した麦芽の香ばしさと、じんわり続く苦みが持ち味です。

項目 評価
コク ★★★★☆
キレ ★★★☆☆
苦み ★★★☆☆
酸味 ★☆☆☆☆
甘み ★★★☆☆

Tesla Morning Star:軽やかに飲めるドイツのヘレス

ドイツのミュンヘンに伝わるヘレスのスタイルです。

アルコール度数は5.5パーセントです。

色が淡く、麦芽の甘みがやわらかく出ます。

度数の高い銘柄が並ぶ中で、最初の一杯に選びやすい味わいです。

項目 評価
コク ★★★☆☆
キレ ★★★★☆
苦み ★★☆☆☆
酸味 ★☆☆☆☆
甘み ★★★☆☆

西池袋のブルーパブを訪ねる

西池袋のブルーパブを訪ねる

CYCAD BREWINGのビールは、NishiikeMartの中の店で飲めます。

開くのは15時からで、火曜が休みです。

カウンターの奥のガラス越しにタンクが見える

カウンターの後ろが醸造所になっています。

窓越しにタンクを眺めながら飲める造りです。

Snark Liquidworksとして開いたときの設備は、1回に410リットルを仕込めるものでした。

発酵タンクが5基、熟成タンクが2基そろっています。

缶を買って帰ることもできる

店では缶のビールも売っています。

ラベルにはサイダジュンヤさんのイラストが使われています。

これまでは缶に詰める作業をほかの会社に頼んでいました。

2026年からは自分たちで缶に詰める予定です。

店舗情報

店舗名 CYCAD BREWING(サイカドブリューイング)
所在地 東京都豊島区西池袋4-19-14 NishiikeMart内
最寄り駅 東京メトロ有楽町線・副都心線 要町駅から徒歩5分
営業時間 15:00〜23:00(イベントにより変わることがあります)
定休日 火曜
公式サイト instagram.com/cycad_brewing

※2026年9月時点の情報です。営業時間や定休日は変わることがあります。訪問前に公式サイトで最新の情報をご確認ください。

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まとめ

まとめ

CYCAD BREWINGは、次のような醸造所です。

  • 要町駅から徒歩5分、昭和の木造マーケットを改装したNishiikeMartの中にあるブルーパブ
  • 2019年4月開店の「Snark Liquidworks」が母体で、2023年4月1日にCYCAD BREWINGとして開き直した
  • 10タップすべてが自家醸造。定番を置かず、仕込むたびにレシピを変える
  • ヘッドブルワーの藤浦一理さんは1998年に「American Homebrewer of the Year」を受賞
  • テキサス式バーベキューの「PHAT Q」とギャラリーが同じ建物に入っている

要町から歩いたら、10本のタップの中から今日だけの一杯を選んでみてください。

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