東京都豊島区にあるクラフトビールの醸造所を、エリア別に紹介します。

東京都豊島区のクラフトビールは、銘柄の入れ替わりが早く、行くたびに違う一杯に出会えます。

自家燻製した大麦を使うスモークビール、果物を潰して入れるスムージーサワー、木樽で寝かせたバレルエイジド。醸造所ごとに造るものを分けている会社もあれば、定番を置かずに毎回レシピを変えている醸造所もあります。

飲めるビールのスタイルは、ケルシュやピルスナーといった定番から、ヘイジーIPA、サワー、ポーターまでバラエティに富んでいます。

このような特徴がある豊島区の醸造所やクラフトビールについてわかりやすく紹介していきます。

この記事は、こんなことを知りたいあなた向けです。

  • 豊島区にどんな醸造所があるのか
  • それぞれがどんなビールを造っているのか
  • どこへ行けば、造りたてを飲めるのか
  • 持ち帰りができる店はあるか

読み終えるころには、豊島区で行ってみたいブルワリーと、飲んでみたい一杯が見つかります。

大塚エリアの醸造所

大塚エリアの醸造所

JR大塚駅の南口を出てすぐの南大塚に、豊島区で最初にできたブルーパブがあります。

燻製料理の専門店が始めた店です。

NAMACHAん Brewing:自家燻製した大麦でスモークビールを造る

NAMACHAん Brewingは、JR大塚駅の南口から徒歩2分、南大塚のビル1階にあります。

運営は株式会社スモークビアファクトリーで、2018年4月に初めての仕込みを行いました。豊島区で最初のブルーパブです。

母体は「クラフトビールと燻製料理の専門店」です。

2015年に要町で1号店を開いたあと、東長崎、大塚と店を増やし、大塚の店に醸造設備を入れました。

看板は燻製ビールです。

各種のチップを配合してじっくり自家燻製した大麦を使い、煙の香りをそのままビールに移します。生ビールは12タップ以上並びます。

料理は日本料理の燻製が得意で、和食とビールを合わせられます。

国産を含む50種類以上のウイスキーもそろいます。

営業は火曜から金曜が16時から23時、土曜が13時から23時、日曜と祝日が13時から22時です。

月曜が休みです。

椎名町エリアの醸造所

椎名町エリアの醸造所

池袋から西武池袋線でひと駅、椎名町駅の北口を出たサンロードの端に、2つめの醸造所があります。

果物を使ったビールを主に仕込む場所です。

NAMACHAんスタンド 椎名町店:フルーツとスムージーのサワーを仕込む

NAMACHAんスタンド 椎名町店は、西武池袋線の椎名町駅から徒歩5分、長崎のマンション1階にあります。

NAMACHAん Brewingの第2醸造所を併設した店で、2021年10月に開き、2022年から自分たちで仕込み始めました。

椎名町で造るのは、大塚とは別の顔です。

フルーツビール、サワービール、スムージー、ペイストリービールといった、果物や乳を使った甘酸っぱいビールが並びます。

仕込み水には豊島区の水を使います。

麦芽はアメリカ・イギリス・ドイツ・カナダ産、ホップはアメリカ・ドイツ・ニュージーランド・チェコ・スロベニア産に、岩手県遠野市産の「IBUKI」を合わせます。

カウンターには6基のタップが並び、角打ちのように立ち飲みできます。

燻製品と缶ビールの持ち帰りもできます。営業は火曜から日曜の12時から21時で、月曜が休みです。

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北池袋エリアの醸造所

北池袋エリアの醸造所

東武東上線の北池袋駅から歩いて数分の池袋本町に、3つめの醸造所があります。

木樽を使った、落ち着いたビールを造る場所です。

NAMACHAんスタンド 北池袋店:木樽で寝かせたバレルエイジドを造る

NAMACHAんスタンド 北池袋店は、東武東上線の北池袋駅から徒歩5分、池袋本町のビル1階にあります。

NAMACHAん Brewingの第3醸造所を併設した店で、2022年3月に開きました。

造るのは大人向けの一杯です。

木樽で寝かせたバレルエイジドビール、カクテルをビールで表現したビアカクテル、コーヒービール、そして伝統的なスタイルのビールが中心です。

店内には熟成用のウイスキー樽が置かれ、寝かせている途中の樽を眺めながら飲めます。

カウンター5席と樽を使ったテーブル2卓、立ち飲みのカウンターがあります。

営業は火曜から金曜が16時から23時、土曜と日曜、祝日が12時から22時です。

月曜が休みです。

目白エリアの醸造所

目白エリアの醸造所

JR目白駅から目白通りを雑司が谷の方向へ歩くと、住宅街の路面に醸造所があります。

缶にもグラスにも、鳥の絵が描かれた店です。

Inkhorn Brewing:銘柄をすべて鳥の名前で通す

Inkhorn Brewingは、JR目白駅から徒歩8分、東京メトロ副都心線の雑司が谷駅から徒歩5分、目白のビル1階にあります。

2021年4月に醸造を始めた、自家醸造所とタップルームを兼ねた店です。

造り手は、創業者でありブルワーの中出俊さんです。

窓の向こうには醸造設備が見え、壁には色鮮やかな鳥のイラストが並びます。

特徴は銘柄の付け方です。

「Java Finch」は文鳥、「Goldfinch」はゴシキヒワ、「Snowy Owl」はシロフクロウ。すべての銘柄が鳥の名前で、ラベルにも鳥が描かれます。

土地の名前も鳥に重ねています。

「Mejiro」と「Silvereye」はどちらもメジロを指す言葉で、店のある目白と鳥のメジロをかけています。

並ぶのはヘイジーIPAが中心で、ウエストコーストIPAやケルシュ、ピルスナー、ポーターもあります。

営業は月曜から金曜が13時から21時、土曜と日曜が12時から19時で、休みはありません。

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西池袋エリアの醸造所

西池袋エリアの醸造所

要町駅から立教通りを池袋の方向へ進むと、昭和に建った木造のマーケットが残っています。

建物の中に、醸造所とタップルームが入っています。

CYCAD BREWING:定番を置かず、10タップすべてを自分たちで造る

CYCAD BREWINGは、東京メトロ有楽町線・副都心線の要町駅から徒歩5分、西池袋の「NishiikeMart」にあります。

2023年4月に開きました。前身は同じ場所で2019年に始まったSnark Liquidworksです。

建物はもと「西池袋mart」という木造のマーケットでした。

八百屋や果物屋が並ぶ西池袋の台所だった場所が、2019年に「NishiikeMart」として生まれ変わり、一角に醸造所が入りました。

店名の「Cycad」はソテツを指します。

学校や公園に植わっている身近なものから、何百万円もするコレクター品まで幅がある植物です。日常に溶け込む軽いビールと、こだわり抜いた一本が同じ場所に並ぶ姿を、ソテツに重ねました。店先にもソテツが置かれています。

タップは10種類で、すべて併設の醸造所で造ります。

定番ビールを置かず、同じ名前のビールでも仕込むたびにホップやレシピを変えます。何度目の仕込みかは、銘柄名の末尾の数字でわかります。

共同代表は3人です。

ヘッドブルワーの藤浦一理さんは、アメリカのホームブルワーの賞で外国人として唯一の受賞者になった造り手です。店内にはギャラリーがあり、月に1度アートの企画が入ります。

併設のアメリカンBBQ「PHAT Q」では、専用のスモーカーで焼いたテキサス式のブリスケットを出します。

営業は15時から23時で、火曜が休みです。

豊島区のブルワリー巡りのポイント

豊島区のブルワリー巡りのポイント

豊島区の醸造所は、池袋を囲むように散らばっています。

同じ会社の醸造所でも造るものが違うので、飲みたいビールから行き先を選べます。

飲みたいビールで店を選べる

燻製ビールなら大塚、フルーツやスムージーのサワーなら椎名町、木樽で寝かせたビールなら北池袋です。

同じNAMACHAん Brewingでも、醸造所ごとに造るジャンルが分かれています。

昼から飲むなら目白か椎名町

Inkhorn Brewingは13時、NAMACHAんスタンド 椎名町店は12時から開きます。

土曜と日曜なら、北池袋も12時から開いています。

月曜はNAMACHAんの3店が休み

大塚、椎名町、北池袋はどれも月曜が休みです。

CYCAD BREWINGは火曜が休みで、Inkhorn Brewingには休みがありません。月曜に飲みたい日は目白か西池袋へ向かうことになります。

持ち帰るなら椎名町か通信販売

NAMACHAんスタンド 椎名町店では、缶ビールと燻製品を持ち帰れます。

Inkhorn BrewingとNAMACHAん Brewingは、どちらもオンラインショップを持っています。

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まとめ

まとめ

豊島区で造りたてを飲むなら、次の店です。

  • NAMACHAん Brewingは、大塚にある豊島区で最初のブルーパブ。自家燻製した大麦を使うスモークビールが看板で、和食の燻製と合わせられる
  • NAMACHAんスタンド 椎名町店は、第2醸造所を併設した立ち飲みの店。フルーツやスムージーのサワーを仕込み、缶と燻製品を持ち帰れる
  • NAMACHAんスタンド 北池袋店は、第3醸造所を併設した店。木樽で寝かせたバレルエイジドやビアカクテルを造る
  • Inkhorn Brewingは、目白の醸造所兼タップルーム。銘柄もラベルもすべて鳥で、目白にちなんだ「Mejiro」もある
  • CYCAD BREWINGは、昭和の木造マーケットに入った西池袋の醸造所。定番を置かず、10タップすべてを自分たちで造る

池袋を囲む駅にひとつずつ、造るものの違う醸造所が置かれています。

飲みたい一杯を決めて、いちばん近い駅から降りてみてください。

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