東京都墨田区の横川にある醸造所、ミヤタビール(宮多麦酒醸造所)を紹介します。

東京スカイツリーの近く、春日通り沿いのビルの1階で、100リットルという小さなバッチを回している醸造所です。

ガラス越しにタンクを眺めながら、できたてを飲めます。

造るのはビールだけではありません。

リンゴのシードルや、果物を発酵させて蒸留するラキヤまで、免許を足しながら幅を広げてきました。

それでは、ミヤタビールのビールと店についてわかりやすく紹介していきます。

この記事は、こんなことを知りたいあなた向けです。

  • ミヤタビールがどんな醸造所なのか
  • どんな銘柄を造っているのか
  • ビール以外に何を造っているのか
  • いつ行けば買えるのか

読み終えるころには、横川で飲んでみたい一杯が見つかります。

ミヤタビールとは

ミヤタビールとは

ミヤタビールは、東京都墨田区横川にある醸造所併設のブルーパブです。

押上駅のB1出口から徒歩6分、春日通り沿いの松井ビルの1階にあります。

店が開いたのは2014年4月です。

国税庁の免許の一覧によると、発泡酒の製造免許を取ったのは同じ年の3月20日で、免許を持つのは宮田昭彦さんです。

宮田さんは、栃木マイクロブリュワリーで醸造を学んで独立しました。

開業したときから、雑味のない澄んだ味わいで知られてきた造り手です。

醸造の免許は、開業のあとも増えています。

2017年に果実酒、2018年にブランデー、2021年に甘味果実酒の免許を取り、シードルとラキヤを造れるようになりました。

ミヤタビール 3つの特徴

ミヤタビール 3つの特徴

ミヤタビールの特徴は3つあります。

仕込みの規模、造るお酒の幅、そして原料の集め方です。

特徴1:100リットルのバッチを一人で回す

1回の仕込みは100リットルです。

小さなバッチを2週間ほどで回しながら、いろいろなスタイルを順に造っていきます。

麦芽はイギリス産とカナダ産、ホップはチェコ産とアメリカ産を使ってきました。

タップは最大5本で、つながる銘柄は訪れるたびに変わります。

特徴2:ビールとシードルとラキヤを1か所で造る

ビールの免許だけでは、リンゴのシードルも果物のブランデーも造れません。

ミヤタビールは果実酒とブランデーの免許を足し、同じ場所で3種類のお酒を造っています。

ラキヤは、果物を発酵させてから蒸留して造ります。

プルーンや市田柿、ぶどうのナイアガラを使い、1本あたり2キログラムから3キログラムの果物を使います。

発酵のときに糖を足さないので、果物そのものの香りが残ります。

特徴3:産地から分けてもらった素材で仕込む

シードルに使うリンゴは、長野県の佐久穂や飯綱の農園から分けてもらっています。

ラキヤには、下條村の市田柿や塩尻のナイアガラを使ってきました。

2026年は、千葉県匝瑳市との関わりが増えました。

植木の街として知られる土地の造園業者から松の枝と葉を、近所の家から夏みかんを分けてもらい、そのままビールの副原料にしています。

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ミヤタビールの銘柄

ミヤタビールの銘柄

タップにつながる銘柄は、仕込みのたびに入れ替わります。

これまでに造ってきた中から6種類を紹介します。

ペールエール:開業時から続く澄んだ味わいのペールエール

開業したときから造っているアメリカンペールエールです。

アルコール度数は5パーセントです。

雑味がなく、ホップの香りと麦芽の味がまっすぐ出る一杯です。

項目 評価
コク ★★★☆☆
キレ ★★★★☆
苦み ★★★☆☆
酸味 ★☆☆☆☆
甘み ★★☆☆☆

ゴールデンエール:色も味も軽やかな定番

ペールエールと並ぶ定番のゴールデンエールです。

アルコール度数は5パーセントです。

色が淡く、口当たりも軽いので、最初の一杯に向きます。

項目 評価
コク ★★☆☆☆
キレ ★★★★☆
苦み ★★☆☆☆
酸味 ★☆☆☆☆
甘み ★★☆☆☆

松IPA:造園業者から分けてもらった松の枝と葉を使ったIPA

2026年に登場したIPAです。

千葉県匝瑳市の造園業者から分けてもらった松の枝と葉を、仕込みに使っています。

針葉樹の青い香りが、ホップの香りと重なります。

項目 評価
コク ★★★☆☆
キレ ★★★★☆
苦み ★★★★☆
酸味 ★☆☆☆☆
甘み ★★☆☆☆

甘夏みかんゴールデンエール:分けてもらった甘夏で香りを付けた一本

2026年5月に提供が始まったゴールデンエールです。

同じ匝瑳市の造園業者から届いた甘夏みかんを副原料に使っています。

柑橘の皮の香りが、軽やかなゴールデンエールに乗ります。

項目 評価
コク ★★☆☆☆
キレ ★★★★☆
苦み ★★☆☆☆
酸味 ★★☆☆☆
甘み ★★☆☆☆

Earl Grey Pale Ale:ベルガモットが香る紅茶のペールエール

アールグレイを使ったペールエールです。

アルコール度数は5パーセントです。

ベルガモットの華やかな香りが、ホップの香りと並びます。

項目 評価
コク ★★★☆☆
キレ ★★★☆☆
苦み ★★★☆☆
酸味 ★☆☆☆☆
甘み ★★☆☆☆

山椒:ぴりりとした香りを移したスパイスビール

山椒を使ったビールです。

アルコール度数は5パーセントです。

鼻に抜ける香りと、舌に残るしびれがわずかに加わります。

項目 評価
コク ★★★☆☆
キレ ★★★★☆
苦み ★★★☆☆
酸味 ★☆☆☆☆
甘み ★★☆☆☆

シードルとラキヤも造っている

リンゴのシードルは、品種ごとに仕込みを分けています。

信州佐久穂のシナノドルチェを使ったハードサイダーはアルコール度数7パーセントで、エール酵母で最後まで発酵させたドライな仕上がりです。

ラキヤは、プルーンで38パーセント、市田柿とナイアガラで40パーセントです。

蒸留の最初の部分を多めに分けることで、尖った部分を落としています。

店と自動販売機を訪ねる

店と自動販売機を訪ねる

ミヤタビールのビールは、醸造所に併設した店で飲めます。

店が開くのは金曜と土日祝なので、曜日を確かめてから向かうと確実です。

ガラス越しにタンクを見ながら飲める

カウンターの後ろが醸造設備です。

ガラス越しにタンクを眺めながら、できたてを飲めます。

料理は出していません。

ナッツやあられなどのつまみが、セルフサービスで置かれています。

缶は店の外の自動販売機で買える

店が閉まっている日でも、缶の商品は買えます。

店の外に自動販売機があり、年中無休で朝5時から23時まで動いています。

ビールのほかに、シードルやジンソーダの缶が並ぶこともあります。

店舗情報

店舗名 Miyata Beer(ミヤタビール・宮多麦酒醸造所)
所在地 東京都墨田区横川3-12-19 松井ビル1F
最寄り駅 東京メトロ半蔵門線・都営浅草線・東武スカイツリーライン・京成押上線 押上駅(B1出口)から徒歩6分
営業時間 金曜 18:00〜24:00
土曜・日曜・祝日 15:00〜24:00
自動販売機 5:00〜23:00(年中無休)
定休日 月曜・火曜・水曜・木曜
公式サイト instagram.com/miyatagonzales

※2026年9月時点の情報です。営業時間や定休日は変わることがあります。訪問前に公式サイトで最新の情報をご確認ください。

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まとめ

まとめ

ミヤタビールは、次のような醸造所です。

  • 押上駅から徒歩6分、春日通り沿いのビル1階にある2014年4月開業のブルーパブ
  • 1回の仕込みは100リットル。2週間ほどで回しながらスタイルを変える
  • 果実酒とブランデーの免許も取り、シードルと果物のブランデー(ラキヤ)を同じ場所で造る
  • 長野県の農園や千葉県匝瑳市から分けてもらった果物や松を、そのまま仕込みに使う
  • 店が開くのは金曜と土日祝。缶は店の外の自動販売機で年中無休で買える

押上から春日通りを歩いたら、ガラスの向こうのタンクを確かめて一杯目を選んでみてください。

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