東日本大震災で流された高田高校の実習船が、太平洋を渡ってアメリカに漂着しました。

その縁で生まれたIPAがあります。

奇跡の一本松にちなんだエールもあります。

1本売れるごとに100円が、高田松原を守る活動に寄付されます。

岩手県陸前高田市の「陸前高田マイクロブルワリー」。

ここのビールは、銘柄そのものが土地の物語になっています。

この記事は、こんなことを知りたいあなた向けです。

  • 岩手のクラフトビールを飲んでみたい
  • 陸前高田を応援できるビールを探している
  • 物語のあるクラフトビールに興味がある
  • 陸前高田でビールが飲める場所を知りたい

この記事を読めば、この醸造所の成り立ちから銘柄ごとの背景、訪れ方までまるごとわかります。

陸前高田マイクロブルワリーとは

陸前高田マイクロブルワリーとは

陸前高田マイクロブルワリーは、岩手県陸前高田市にある小さなクラフトビール醸造所です。

2020年12月に誕生した、岩手県沿岸で初めてのクラフトビール醸造所になります。

店主は陸前高田出身の熊谷さん。

震災後に地元へUターンし、2014年にカレーとおやつの店を開きました。

クラフトビールとの出会いは2007年、東京で飲んだ一杯だったといいます。

震災後は地域の方々や一関市の酒造会社の協力を得て、「りんごエール りくぜんたかた」というビールを造りました。

当時は醸造に取り組む資金も知識もありませんでした。

それでも「いつかは自分でクラフトビールを造りたい」という想いを持ち続けていたそうです。

発酵をテーマにした商業施設の話が持ち上がったことをきっかけに、その想いが動き出しました。

醸造タンクが中国から届いたのは2021年1月末のことです。

醸造所名 陸前高田マイクロブルワリー
所在地 岩手県陸前高田市気仙町字町308-5 陸前高田 発酵パーク CAMOCY内
電話番号 070-4283-0852
開業 2020年12月
公式オンラインストア rikuzentakatabrewery.stores.jp

※2026年9月時点の情報です。

陸前高田マイクロブルワリー3つの特徴

陸前高田マイクロブルワリー3つの特徴

この醸造所を語るうえで外せない点が3つあります。

立ち位置・場所・銘柄の順に紹介します。

特徴1:岩手県沿岸で初めてのクラフトビール醸造所

岩手のクラフトビールというと、盛岡や遠野など内陸の醸造所が知られています。

沿岸部に醸造所ができたのは、ここが初めてでした。

三陸沿岸はリアス式海岸が続き、漁業の町が点在する地域です。

その真ん中で、ビールを造る場所が生まれました。

醸造所の規模は小さく、仕込む量も限られています。

だからこそ、一本ずつに理由のあるビールが造れます。

特徴2:発酵をテーマにした商業施設の中にある

醸造所が入っているのは「陸前高田 発酵パーク CAMOCY(カモシー)」という商業施設です。

醤油、味噌、パン、ビール。発酵でつながる店が集まっています。

醸造所には店舗が併設されていて、できたてのビールをその場で飲めます。

ビールだけでなく、発酵スパイスカレーやクラフトコーラも用意されています。

ビールが飲めない方でも楽しめる場所です。

特徴3:銘柄ごとに土地の物語がある

ここのビールは、名前と中身が土地の出来事とつながっています。

姉妹都市から届いたレシピ、復興の象徴になった松、同じ施設のパン屋から出るロスパン。

りんごやいちごなど地域の食材も使われています。

交流のある都市との友情まで、ビールで表現しているのがこの醸造所のやり方です。

次の章で、銘柄ごとに紹介します。

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ビールのラインナップ

ビールのラインナップ

ここからは主な銘柄を紹介します。

定番のビターから、物語を背負ったIPAまで。

それぞれに理由のある一本です。

01 ビター

この醸造所のフラッグシップです。

ロンドンのパブで飲まれる定番のビールを、陸前高田の今泉地区に重ねて造られました。

今泉はかつて気仙地方の文化の中心だった土地です。

飲み口は軽く、モルトの甘い香りと控えめな苦味がまとまっています。

使われているのは日本有数のホップ産地・遠野産のIBUKI。

華やかな柑橘の香りが、日本らしさを添えています。

スタイル ビター
アルコール度数 4.0%
ホップ 遠野産IBUKI
特徴 軽いボディで飲み飽きないフラッグシップ

項目 評価
コク ★★★☆☆
キレ ★★★★☆
苦み ★★☆☆☆
酸味 ★★☆☆☆
甘み ★★★☆☆

04 クレセントIPA

アメリカ西海岸スタイルのIPAです。

レシピは、姉妹都市である米カリフォルニア州クレセントシティ市の醸造所から提供されたものです。

MOSAICホップのトロピカルな香りと、苦味の余韻が持ち味。

IBUは106と高く、この醸造所の中でもっとも苦味が立った一本です。

なぜ姉妹都市になったのかは、次の章で紹介します。

スタイル ウエストコーストIPA
アルコール度数 6.5%
IBU(苦みの目安) 106
ホップ MOSAICほか
特徴 姉妹都市の醸造所から提供されたレシピで醸造

項目 評価
コク ★★★★☆
キレ ★★★☆☆
苦み ★★★★★
酸味 ★★☆☆☆
甘み ★★☆☆☆

ふるさと納税でも受け取れます(330ml×6本)

クレセントIPAの330ml瓶が6本届きます。

苦味のしっかりしたIPAを、じっくり味わいたい方に向いています。

一本松エール

復興の象徴「奇跡の一本松」にちなんだエールです。

IPAらしいホップの強い香りと苦味に、青々としたグラッシーな風味が重なります。

松の香りと、微かな柑橘の香り。

鼻から抜けるその香りが思い出させるのは、かつてそこにあった松林です。

この商品は1本につき100円が「高田松原を守る会」に寄付されます。

飲むことが、松原を守る活動につながります。

スタイル IPA
アルコール度数 5.5%
特徴 1本につき100円を「高田松原を守る会」に寄付

項目 評価
コク ★★★☆☆
キレ ★★★☆☆
苦み ★★★★☆
酸味 ★★☆☆☆
甘み ★★☆☆☆

ふるさと納税でも受け取れます(500ml+おまかせ1本)

一本松エールの500ml瓶が1本と、その時期のおすすめビール330mlが1本届きます。

まず一本松エールを試してみたい方に向いた組み合わせです。

ふるさと納税:一本松エールだけを4本(500ml×4)

一本松エールの500ml瓶を4本まとめて受け取れます。

4本で400円が高田松原を守る会に寄付されます。

05 ブレッドエール

同じ発酵パークCAMOCYに入るパン屋「ベーカリーマーロ」から出る、ロスになったパンを副原料に使ったペールエールです。

食パン、カントリーブレッド、バゲットをカリカリに焼いて仕込みます。

モルトとホップと苦味のバランスに、香ばしいパンの香りが重なります。

廃棄されるはずだったものが、ビールとして生き直した一本です。

スタイル ペールエール
アルコール度数 5.0%
特徴 同じ施設のパン屋のロスパンを副原料に使用

項目 評価
コク ★★★★☆
キレ ★★★☆☆
苦み ★★★☆☆
酸味 ★★☆☆☆
甘み ★★★☆☆

ふるさと納税でも受け取れます(330ml×6本)

ブレッドエールの330ml瓶が6本届きます。

パンの香ばしさを、何度か飲み比べて確かめられます。

07 ゆずホワイト

ベルジャンホワイトをベースにした、柚子のビールです。

小麦由来のやわらかな口当たりに、柚子の香りが乗ります。

苦味は控えめなので、ビールの苦さが苦手な方にも向いています。

スタイル ベルジャンホワイト
アルコール度数 5.0%

項目 評価
コク ★★☆☆☆
キレ ★★★★☆
苦み ★☆☆☆☆
酸味 ★★★☆☆
甘み ★★★☆☆

まずはふるさと納税の3種飲み比べから

どれを選ぶか迷うなら、定番と人気を集めた3種の飲み比べセットがあります。

ビター・クレセントIPA・ゆずホワイトが1本ずつ入っています。

発酵パークCAMOCYという場所

発酵パークCAMOCYという場所

醸造所が入っている「陸前高田 発酵パーク CAMOCY(カモシー)」は、発酵をテーマにした商業施設です。

醤油や味噌の蔵、パン屋、飲食店などが集まっています。

クラフトビールも、発酵によって生まれる食べもののひとつ。

この場所に醸造所があるのは自然なことでした。

同じ施設に入る店とのつながりが、そのまま銘柄になっているのも面白いところです。

ブレッドエールは、隣のパン屋から出るロスパンを使って生まれました。

施設全体が「発酵」でつながっているからこそ、こういう一本が出てきます。

醸造所の店舗では、ビールのほかに発酵スパイスカレーも出しています。

ジンジャークラフトコーラや米崎りんごコンブチャといったソフトドリンク、手作りのおやつもあります。

春から夏はテラス席、秋冬は薪ストーブのある室内。

季節ごとに違う過ごし方ができる場所です。

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陸前高田マイクロブルワリーのビールを楽しむ方法

陸前高田マイクロブルワリーのビールを楽しむ方法

ここのビールを味わう方法は2つあります。

現地で飲むか、取り寄せるかです。

醸造所で味わう

発酵パークCAMOCY内の店舗で、できたてのビールを飲めます。

席数は40席で、駐車場は30台分あります。

陸前高田を訪れるなら、ここを目的地のひとつにできます。

店名 陸前高田マイクロブルワリー
所在地 岩手県陸前高田市気仙町字町308-5 陸前高田 発酵パーク CAMOCY内
営業時間 11:00〜18:00(L.O.17:30)
定休日 火曜日
電話番号 070-4283-0852
駐車場 30台
席数 40席(CAMOCY内の共用スペース)

※2026年9月時点の情報です。営業時間や定休日は変わることがあります。訪問前に公式サイトで最新の情報をご確認ください。

ふるさと納税で受け取る

陸前高田市のふるさと納税では、複数の返礼品が用意されています。

定番の飲み比べセットのほか、銘柄ごとの6本セットも選べます。

一本松エールのセットを選べば、1本につき100円が高田松原を守る活動に回ります。

返礼品の内容や寄付金額は変わることがあるので、申し込む前に最新の情報を確認しましょう。

なお、公式のオンラインストアもあります。

限定醸造の銘柄を狙うなら、そちらを確認してみてください。

まとめ

まとめ

陸前高田マイクロブルワリーは、土地の物語をビールにする醸造所です。

  • 岩手県沿岸で初めてのクラフトビール醸造所(2020年12月開業)
  • 発酵をテーマにした商業施設CAMOCYの中にある
  • クレセントIPAは、姉妹都市の醸造所から届いたレシピで醸造
  • 一本松エールは、1本につき100円が高田松原を守る会に寄付される
  • ブレッドエールは、隣のパン屋のロスパンから生まれた

飲むことが、そのまま応援になる。

そういうビールは多くありません。

陸前高田を訪れるなら醸造所へ。

遠くから応援するなら、一本を取り寄せてみてください。

購入はこちらから

この記事で紹介したビールは、陸前高田市のふるさと納税で受け取れます。

気になった一本から試してみてください。

ふるさと納税:定番3種の飲み比べセット

ビター・クレセントIPA・ゆずホワイトが330ml瓶で1本ずつ届きます。

3種類の方向性の違いを一度に試せます。

ふるさと納税:一本松エール&おまかせビール2本セット

一本松エール500ml 1本と、その時期のおすすめビール330ml 1本のセットです。

ふるさと納税:一本松エール 500ml×4本

一本松エールだけを4本。贈り物にも向いています。

ふるさと納税:クレセントIPA 330ml×6本

姉妹都市から届いたレシピのウエストコーストIPAを6本まとめて。

ふるさと納税:ブレッドエール 330ml×6本

ロスパンから生まれたペールエールを6本まとめて。

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