東京都江戸川区にクラフトビールの醸造所はある?区が生んだ「ともにびーる」を徹底紹介
東京都江戸川区のクラフトビールについて紹介します。
東京都江戸川区に、ビールの醸造所はありません。
区の公式サイトにも「現在江戸川区内にブリュワリーはない」と書かれています。
かわりに、区そのものが自分たちのビールを持っています。
障害のある人や働きづらさを抱える人の仕事をつくるために生まれた「ともにびーる」で、花火大会や金魚まつりで注がれています。
江戸川区のクラフトビール事情と、造りたてを飲める近くのブルワリーについて、わかりやすく紹介していきます。
この記事は、こんなことを知りたいあなた向けです。
- 江戸川区に醸造所があるのかどうか
- 「ともにびーる」がどんなビールなのか
- どこへ行けば飲めるのか
- 造りたてを飲むならどこへ向かえばいいのか
読み終えるころには、江戸川区で飲んでみたい一杯と、次に向かう街が見つかります。
江戸川区に醸造所はない

江戸川区は東京の東の端、荒川と旧江戸川にはさまれた区です。
ビールを造っている場所は、いまのところありません。
ブルーパブもタップルームも区内にはない
区の公式サイトには「現在江戸川区内にブリュワリーはない」と書かれています。
タンクを備えたブルーパブや、醸造所併設のタップルームは区内にないということです。
ただ、江戸川区にクラフトビールがないわけではありません。
区そのものが、自分たちのビールを持っています。
区が生んだ「ともにびーる」

2024年の春、江戸川区に一通の遺贈が届きました。
「お世話になった江戸川区のために」「障害者のために使ってほしい」という内容でした。
「ともにびーる」は、働く場所をつくるために生まれた
区は遺贈をもとに、ビールを造って売る事業を立ち上げました。
目的は、障害のある人や働きづらさを抱える人に、働く機会をつくることです。
ビールを手に取った人に、多様な働き方を知ってもらうねらいもあります。
区は、理解がつながりを生み、つながりが文化を生み、まちや社会を変える力になると書いています。
江戸川区は1975年に、全国で初めてシルバー人材センターにあたる組織を立ち上げた区です。
2021年には働きたい人を就労につなげる「みんなの就労センター」、2025年にはひきこもり状態にある人を支える「駄菓子屋居場所よりみち屋」を開いてきました。ビールの事業も、同じ流れの上にあります。
カップのデザインは東京藝術大学が手がけている
2024年7月、区は東京藝術大学と組んでプロジェクトチームをつくりました。
アートの力で社会の課題に取り組んできた藝大が、ブランドとカップのデザインを担当しています。
オリジナルカップができあがったのは2025年7月です。
2026年7月には、自閉症のあるアーティストの松浦萌さんと組んだカップスリーブの第二弾が完成しました。
仕込みは区の外で行われている
2025年に選ばれたパートナーは、4社の共同事業体です。
一般社団法人みんなの就労センター、オリオンビール、大阪サニタリー、笠原製菓が名を連ねます。
醸造そのものは区の外で行われています。
「ともにびーる」は江戸川区のビールですが、江戸川区で造られたビールではありません。
飲めるのは区内のイベント
常設の店はありません。
2025年8月の第50回花火大会にあわせた販売から始まり、金魚まつりや町会の盆踊り、ビアガーデンといった区内の催しで注がれてきました。
2025年8月には、新川さくら館で初の自主イベント「ともにびーるまつり」が開かれました。
集まったのは約4300人です。翌年からは夏の恒例になっています。
販売の日程は、江戸川区の公式サイトに一覧で出ます。
行く前に確かめてから向かってください。
スポンサーリンク
造りたては隣の葛飾区と江東区で飲める

江戸川区のとなりには、醸造所を併設した店を持つ区があります。
北が葛飾区、西が江東区です。
葛飾区の堀切には、店主がひとりで仕込む醸造所がある
きちブルーイングは、京成本線の堀切菖蒲園駅から徒歩4分、堀切ラッキー通り商店街にあります。
タップは常時10種類で、奥の醸造タンクが席から見えます。料理は出していませんが、1人100円のチャージで食事を持ち込めます。
江東区には清澄白河を中心に醸造所が集まっている
江東区の醸造所は、どれも2017年以降にできた新しい店です。
清澄白河には歩いて回れる距離で3軒あり、住吉や東陽町、亀戸にも1軒ずつあります。
まとめ

江戸川区のクラフトビールは、次のようになっています。
- 区内に醸造所はない。ブルーパブもタップルームもまだできていない
- 区の公式ビール「ともにびーる」がある。障害のある人の働く場所をつくるために生まれ、東京藝術大学がカップをデザインしている
- 飲めるのは花火大会や金魚まつりなど区内のイベント。日程は江戸川区の公式サイトに出る
- 造りたてを飲むなら、北の葛飾区か西の江東区へ向かう
江戸川区のビールは、区民から届いた遺贈をきっかけに、働く場所をつくるために造られています。
夏のイベントで見かけたら、一杯手に取ってみてください。
関連記事

東京23区のブルワリーは、こちらの記事でエリアごとにまとめています。
東京都全体のクラフトビールは、こちらの記事でまとめています。
