岩手県一関市。

JR一ノ関駅から歩いて10分ほどの大手町に、さくらビルという建物があります。

1階でクラフトビールを造り、2階で出す。

醸造所と飲む場所が縦に積まれた造りです。

NOYMOND BREWING(ノイモンドブルーイング)です。

2026年には、全国のコンテストで金賞を受賞しました。

この記事は、こんなことを知りたいあなた向けです。

  • 岩手のクラフトビールを飲んでみたい
  • 一関でクラフトビールが飲める店を探している
  • 受賞歴のあるクラフトビールを飲んでみたい
  • NOYMOND BREWINGのビールをどこで買えるのか知りたい

この記事を読めば、NOYMOND BREWINGの成り立ちから銘柄ごとの味わい、店舗の情報までまるごとわかります。

NOYMOND BREWINGとは

NOYMOND BREWINGとは

NOYMOND BREWINGは、岩手県一関市にあるクラフトビールの醸造所です。

設立は2022年7月。

醸造所を構えているのは、一ノ関駅にほど近いさくらビルの1階。

同じビルの2階で「NOYMOND BREWING&もんど」という和酒ダイニングを営んでいます。

公式サイトが掲げているのは「クラフトビールで心に寄り添う時間をお届けします」という言葉です。

日々の忙しさから解放されて、手作りのクラフトビールとともにリラックスする。

友人や家族と過ごす特別な時間を、より豊かにする。

一関市は、歴史ある城下町であり、自然豊かな観光地でもあります。

地元の文化や風土を大切にし、土地の魅力をビールの味わいに表現している、というのが造り手の姿勢です。

醸造所名 NOYMOND BREWING(ノイモンドブルーイング)
所在地 〒021-0884 岩手県一関市大手町7-36 さくらビル1階
設立 2022年7月
併設店舗 NOYMOND BREWING&もんど(同ビル2階)
最寄り駅 JR一ノ関駅から徒歩9分
公式サイト noymondbrewing.com

※2026年9月時点の情報です。

NOYMOND BREWING 3つの特徴

NOYMOND BREWING 3つの特徴

NOYMOND BREWINGを語るうえで外せない点が3つあります。

造りの場所・受賞・情報の出し方の順に紹介します。

特徴1:1階で造り、2階で出す

いちばんわかりやすい特徴は、建物の使い方です。

1階の醸造所で仕込んだビールが、そのまま2階の店のタップから出てきます。

2階は木調の落ち着いた内装で、和モダンをテーマにした空間。

手作りの料理が50種類ほどあり、花巻のブランドポーク「白金豚」を使った料理や、和牛もつ鍋が人気です。

250種類以上の日本酒や焼酎もそろえています。

自家醸造のビールと全国の地酒が同じカウンターに並ぶ店は、多くありません。

特徴2:ジャパン・グレートビア・アワーズ2026で金賞を受賞

2026年、ホッピーヴァイツェンの「TAGLUNE(タグルーン)」がジャパン・グレートビア・アワーズで金賞を受賞しました。

設立から4年での受賞です。

小麦麦芽を大幅に増やし、無濾過ならではの豊かな口当たりとにごりを出した一本。

最大の特徴は、計算された温度管理で引き出したクローブの香りだと造り手は書いています。

ヴァイツェン酵母が生むバナナの香りをあえて抑え、スパイシーなクローブ香を前に出す。

クローブ香にモザイクやネクタロン由来のトロピカルな風味を重ねる。狙いのはっきりした造りです。

特徴3:レシピの中身まで公開する

銘柄ごとに、使っているモルトとホップの名前をすべて公開しています。

アルコール度数だけでなく、苦味の指標IBU、色度を示すEBCまで数字で出しています。

さらに、香り・苦味・ボディ・ドライ感といった項目を5段階で示したテイスティングノートも付いています。

数字とテイスティングノートまで出している醸造所は多くありません。

何を使ってどう造ったかを隠さない。

飲む前に味の方向がわかるので、選ぶ側にとってはありがたい姿勢です。

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ビールのラインナップ

ビールのラインナップ

銘柄は入れ替わりが早く、公式のオンラインショップには過去の銘柄が20種類近く並んでいます。

金賞を受賞した一本と、取材時点で買える3銘柄を紹介します。

どれも350ml缶です。

TAGLUNE/タグルーン(ホッピーヴァイツェン)

ジャパン・グレートビア・アワーズ2026の金賞受賞銘柄です。

伝統的なヴァイツェンの枠を超えて、アメリカとニュージーランドのホップをぜいたくに使っています。

バナナの香りを抑え、クローブのスパイシーさを引き出したうえで、ホップのトロピカル感と調和させた一本。

苦味は控えめで、甘ったるさのないドライな飲み口です。

スタイル ホッピーヴァイツェン
アルコール度数 5.0%
IBU(苦味の目安) 20〜25
内容量 350ml缶
モルト エールモルト、ウィートモルト、ミュンヘンモルト
ホップ モザイク、シトラ、ネクタロン、CRYOモザイク、CRYOシトラ
受賞 ジャパン・グレートビア・アワーズ2026 金賞

項目 評価
コク ★★★☆☆
キレ ★★★★☆
苦み ★★☆☆☆
酸味 ★★☆☆☆
甘み ★★★☆☆

TAYUTAU/揺蕩う(ホッピーヴァイツェン)

同じホッピーヴァイツェンでも、TAYUTAUは度数を6.0%まで上げた一本です。

銘柄名は日本語の「揺蕩う」から取られています。

小麦麦芽の比率を高め、やわらかな口当たりとふくよかなコクを引き出しています。

ヴァイツェン酵母由来のバナナの香りに、柑橘やトロピカルフルーツのホップアロマが重なる仕立て。

苦味はIBU12と穏やかで、甘みとフルーティな余韻をゆっくり楽しめます。

スタイル ホッピーヴァイツェン
アルコール度数 6.0%
IBU(苦味の目安) 12
内容量 350ml缶
モルト エールモルト、ウィートモルト、ミュンヘンモルト
ホップ ウォリアー、ネクタロン、モザイク、アマリロ、CRYOモザイク、CRYOシトラ

項目 評価
コク ★★★★☆
キレ ★★☆☆☆
苦み ★☆☆☆☆
酸味 ★★☆☆☆
甘み ★★★★☆

MANIMANI/隨に(ウェストコーストIPA)

モルトの甘みよりホップの個性を前に出した、ホップファーストなIPAです。

銘柄名は日本語の「隨に(まにまに)」から取られています。

ウォリアーのしっかりした苦味を土台に、コロンバスの草やハーブを思わせる風味を重ねる。

さらにシムコーとモザイクの柑橘・トロピカルなニュアンスが乗ります。

度数6.5%の飲みごたえがありながら、後口はドライで、食事にも合わせやすい一本です。

スタイル ウェストコーストIPA
アルコール度数 6.5%
IBU(苦味の目安) 55
内容量 350ml缶
モルト 2-rowモルト、ミュンヘンモルト、C-15
ホップ ウォリアー、コロンバス、シムコー、CRYOモザイク

項目 評価
コク ★★★☆☆
キレ ★★★★☆
苦み ★★★★☆
酸味 ★★☆☆☆
甘み ★☆☆☆☆

俺のビール BLACK MAGE(ブラックライエール)

音楽家・植松伸夫さんとのコラボレーションで生まれた黒ビールです。

ライ麦を使ったブラックライエールで、度数は6.0%。

カラファ3などの焙煎モルトが生むロースト香に、カスケード・アマリロ・シトラ由来の明るい柑橘香が重なります。

ライ麦のふくらみと香ばしいコクを、IBU50の苦味が引き締める造り。

黒く濃い見た目からは意外なほど、後口が軽やかです。

ロースト香と柑橘香が重なって、スペシャルティコーヒーを思わせるニュアンスも出ています。

温度が上がると香ばしさとライ麦のコクが開くので、味の変化も楽しめます。

造り手がすすめる合わせ方は、炭火焼きの肉料理、燻製、ソーセージ、ビターチョコレート。

スタイル ブラックライエール
アルコール度数 6.0%
IBU(苦味の目安) 50
内容量 350ml缶
モルト エールモルト、ライモルト、クリスタル150、カラメルウィート、カラファ3、カラヘル
ホップ ウォリアー、カスケード、アマリロ、シトラ

項目 評価
コク ★★★★☆
キレ ★★★★☆
苦み ★★★★☆
酸味 ★☆☆☆☆
甘み ★★☆☆☆

音楽家とつくる「俺のビール」

音楽家とつくる「俺のビール」

NOYMOND BREWINGの話で外せないのが、音楽家・植松伸夫さんとのコラボレーションです。

ゲーム音楽の作曲家として世界中に知られる人物です。

2025年の夏、植松さんと一関のブルワリーが共同開発した「俺のビール」が生まれました。

「全国地ビールフェスティバル in 一関」での先行販売は、開始から30分を待たずに完売。

一般販売でも品薄が続いたと、造り手は書いています。

反響を受けて、2度目の挑戦が始まりました。

前年の商品を再現するのではなく、植松さんの音楽が持つ多彩な表情を別の味わいで表現する。

掲げたテーマが「白い魔法使い」と「黒い魔法使い」でした。

NOYMOND BREWINGが託されたのが、黒い魔法使いをイメージした「BLACK MAGE」です。

目指したのは、植松さんの音楽から感じられる力強さと繊細さを一杯で表現すること。

黒ビールらしい深いコクを持ちながら、重たさだけを残さない。

小麦を使って軽やかな飲み口を加え、次の一口へ進みたくなる仕上がりにしたといいます。

パッケージに描かれた植松さんのドット絵イラストは、数々のゲーム作品でキャラクターデザインを手がけてきた倉島一幸さんによるものです。

音楽の世界観を、味とデザインの両方から届ける試みになっています。

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NOYMOND BREWINGのビールを味わう方法

NOYMOND BREWINGのビールを味わう方法

NOYMOND BREWINGのビールを味わう方法は2つあります。

店で飲むか、公式のオンラインショップで取り寄せるかです。

さくらビル2階の店で飲む

1階で造ったビールを、2階の「NOYMOND BREWING&もんど」で飲めます。

できたてを、造っている場所の真上で味わえる形です。

ロールカーテンで仕切られたテーブル席、少人数の半個室、ひとり飲みに向くカウンター席。

琉球畳を使った奥座敷は35名まで入るので、宴会にも使えます。

カウンター席限定で、30種前後の日本酒を飲み比べる利き酒コースもあります。

1銘柄につき1杯50mlで、すべての銘柄でお燗も頼めます。

店名 NOYMOND BREWING&もんど
所在地 〒021-0884 岩手県一関市大手町7-36 さくらビル2F
営業時間 17:30〜23:00(料理L.O.22:30)
定休日 日曜日(月曜日が祝日の際は日曜日営業、月曜日休み)
電話番号 0191-21-8628
最寄り駅 JR一ノ関駅から徒歩9分
駐車場 3台
公式サイト wd-mond.jp

※2026年9月時点の情報です。営業時間や定休日は変わることがあります。訪問前に公式サイトで最新の情報をご確認ください。

公式のオンラインショップで取り寄せる

350ml缶の4本セットを、公式のオンラインショップで買えます。

銘柄ごとのセットのほか、複数の銘柄を組み合わせたセットも並びます。

人気の銘柄はすぐ売り切れるので、気になるものがあれば早めに確認してください。

再入荷の通知を受け取る機能も用意されています。

まとめ

まとめ

NOYMOND BREWINGは、一関のビルの1階で造り、2階で出す醸造所です。

  • 2022年7月設立。JR一ノ関駅から徒歩9分のさくらビルにある
  • 1階が醸造所、2階が和酒ダイニング「NOYMOND BREWING&もんど」
  • ホッピーヴァイツェン「TAGLUNE」がジャパン・グレートビア・アワーズ2026で金賞を受賞
  • モルト・ホップ・IBU・EBCまで銘柄ごとに公開している
  • 音楽家・植松伸夫さんとのコラボビール「俺のビール」を手がけている

造っている場所の真上で、できたてを飲む。

一関でしかできない飲み方です。

一関を訪れるならさくらビルへ。

遠くから味わうなら、公式のオンラインショップを覗いてみてください。

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