Brasserie Ogresse Queteを徹底紹介!男鹿の塩で醸すなまはげの里のクラフトビール
なまはげの里で、塩を入れたビールが造られています。
男鹿市船川港のBrasserie Ogresse Quete(ブラッスリー オグレスクエット)です。
2023年6月7日に酒類製造免許を取得し、1階が醸造所、2階がビアパブ&カフェという建物で動き始めました。
男鹿の海塩と乳酸菌で仕込む、酸味のあるビールが看板です。
始めたのは、秋田市でベルギービール専門店を営む平潟秀俊さん。
きっかけは、苦いビールが飲めない奥さまでした。
奥さまが唯一おいしいと言うベルギーのランビックビールを、故郷の男鹿で造りたい。
「どんな味なの? 酸っぱいの?」
「男鹿のどこにあるの? 行けるの?」
「どこで買えるの?」
この記事では、Brasserie Ogresse Queteの成り立ちからビールの味わい、店の情報、入手方法までを紹介します。
読み終えるころには、男鹿へ足を運ぶ理由が1つ増えているはずです。
目次
Brasserie Ogresse Queteとは

Brasserie Ogresse Queteは、秋田県男鹿市船川港にある醸造所です。
1階が醸造所、2階がビアパブ&カフェという造りになっています。
JR男鹿駅から徒歩8分と、車がなくても訪ねられる場所です。
Brasserieはフランス語で醸造所を意味します。
Ogresse Queteには「女性鬼の冒険」という意味が込められています。
ロゴマークは神秘的な女性です。
ビールを醸すのは酵母であり、酵母の「母」という字から、女性への敬意を込めたといいます。
よく見ると、なまはげにちなんだ角がデザインされています。
| ブランド名 | Brasserie Ogresse Quete(ブラッスリー オグレスクエット) |
|---|---|
| 所在地 | 秋田県男鹿市船川港船川字化世沢181 |
| 電話番号 | 0185-47-7676 |
| 最寄り駅 | JR男鹿駅から徒歩8分 |
| 酒類製造免許の取得 | 2023年6月7日 |
| 公式サイト | ogresse-quete.com |
※2026年9月時点の情報です。
Brasserie Ogresse Quete 3つの特徴

Brasserie Ogresse Queteには、ほかにない出発点があります。
造り手の経歴、原料、そして目指す先です。
特徴1:ベルギービール専門店の店主が故郷で始めた
造り手の平潟秀俊さんは、男鹿市の出身です。
秋田高専の化学科を卒業後、茨城県神栖市の会社で約20年間サラリーマンとして働きました。
転機は、ベルギービールの「ヒューガルデン・ホワイト」との出会いでした。
知っているビールと全然違う、という衝撃から調べ始めると止まらなくなり、働きながらベルギービール・プロフェッショナルの資格を取得。
ベルギーへ足を運び、いっそう魅了されていきます。
2014年6月、秋田駅前にベルギービール専門店「Belgian Beer Bar ZOT」を開きました。
ビールが苦手な人が「美味しい、苦くない」と驚き、ビールを好きになってくれることが一番嬉しい。
店主は9年後、故郷の男鹿で2つめの挑戦を始めました。
開業前には、秋田県羽後町の羽後麦酒に委託してプロトタイプを3度醸造しています。
2年をかけて製法を少しずつ更新し、納得のレシピにたどり着きました。
特徴2:男鹿の塩と乳酸菌で酸味を造る
フラッグシップは、男鹿の塩を使ったサワーエールです。
麦芽やホップに加えて、酸味をもたらす乳酸菌を使って醸造しています。
乳酸発酵だけで24時間かけるという、手間のかかるレシピです。
味わいの特徴は4つあります。
- 乳酸菌に由来する、すっきりとした酸味
- 海塩を加えることで生まれる、微かな塩味
- 独特のクリーミーな泡立ち
- コリアンダーシードなどのボタニカルとアロマホップに由来する、オレンジを感じさせる柑橘系の風味
塩を入れるのは、ゴーゼと呼ばれるドイツ発祥のスタイルに通じる造り方です。
酸味と塩味が同居するため、スポーツ観戦やアウトドアとの相性が良いとされています。
| 項目 | 評価 |
|---|---|
| コク | ★★☆☆☆ |
| キレ | ★★★★☆ |
| 苦み | ★☆☆☆☆ |
| 酸味 | ★★★★★ |
| 甘み | ★★☆☆☆ |
男鹿の塩以外にも、地元産の果物や野菜、麦芽、ホップを取り込んでいく計画が語られています。
特徴3:最終目標は男鹿のランビックビール
平潟さんが最終的に目指しているのは、ランビックビールの醸造です。
乳酸菌や野生酵母を用い、樽で熟成させるベルギーの伝統的な製法。
酸味とえぐみが特徴の、きわめて個性的なビールです。
出発点は、苦いビールが飲めない奥さまでした。
フルーツビールは飲みやすいけれど、後味にビールを感じるから好みではない。
聞かされ続けた末に、隣にいる妻がおいしいと言うビールを造ろうと決めたといいます。
まずは自身も好きなサワーエールから。
次にベルギーのフランダースレッドエール。
そして最終的に、男鹿のランビックビールへ。
野生酵母のビールは珍しく、世界に男鹿を自慢できる挑戦になると信じている。
造り手の挑戦の途中経過が、今のラインナップです。
4種類をまとめて試したい場合は、ふるさと納税の飲み比べセットがあります。
スポンサーリンク
男鹿の言葉を冠した5つの銘柄

Brasserie Ogresse Queteの銘柄には、独特の名前が付いています。
英語の語感に男鹿の言葉を重ねた、遊び心のある名前です。
現在のラインナップは5種類あります。
- CAMP JUMP
- GO SHARE DO
- GOD ZOOM LOVE IN ONE
- OH GOD NON CHOOSE
- TO BACK KEY
声に出して読むと、男鹿の地名や名所が浮かび上がる仕組みです。
ラベルにも、男鹿のゴジラ岩や五社堂といった名所が描かれています。
どれも330ml瓶で展開されています。
銘柄によって使う副原料が変わるため、飲み比べると違いがはっきり分かります。
2階のビアパブ&カフェで味わう

1階で醸したビールは、2階のビアパブ&カフェで味わえます。
掲げているのは「集う場があれば、ひとは訪れる」という考え方。
地元の客と県外からの旅人をつなぐ場所にしたい、という思いから生まれた店です。
大きな窓からは、遥かかなたに鳥海山、地元船川の漁港、そして寒風山を望めます。
テレビ画面ではスポーツ観戦もできます。
バーカウンターには、さまざまな形のベルギービールグラスが並びます。
専用グラスで味わうベルギービールも、限定で用意されています。
ベルギービール専門店の店主が営む店ならではの品揃えです。
500℃のペレット窯で焼く欧風ピザ
料理の看板は、500℃のペレット窯で一気に焼き上げる欧風ピザです。
高温で短時間に焼くため、生地の香ばしさが際立ちます。
ピザ生地は熟成に時間がかかります。
そのため来店は前日までの予約制になっています。
予約がなく醸造の作業が入った日は臨時休業になることもあります。
店舗情報
営業は昼と夜に分かれており、途中に休憩が入ります。
| 店名 | Brasserie Ogresse Quete |
|---|---|
| 所在地 | 秋田県男鹿市船川港船川字化世沢181 |
| 最寄り駅 | JR男鹿駅から徒歩8分/昭和男鹿半島ICから車で30分 |
| 営業時間 | ランチ 11:30〜14:00 ディナー 18:00〜23:00 ※途中休憩あり |
| 定休日 | 火曜 |
| 電話番号 | 0185-47-7676 |
| 予約 | 前日までの予約制 |
| 公式サイト | ogresse-quete.com |
※2026年9月時点の情報です。営業時間や定休日は変わることがあります。訪問前に公式サイトで最新の情報をご確認ください。
スポンサーリンク
訪ねる前に知っておきたいこと

Brasserie Ogresse Queteを訪ねるときは、事前の連絡が欠かせません。
公式サイトでも3つのお願いが掲げられています。
- ピザ生地の熟成準備が必要なため、前日までの予約制になっている
- 予約がなく醸造関連の作業が発生した場合は臨時休業になる
- ビールの購入だけで立ち寄る場合も、事前に電話をしてほしい
小さな醸造所が、造りと接客の両方を担っているためです。
思い立って向かうのではなく、電話を1本入れてから動くのが確実です。
男鹿は観光資源に恵まれた土地です。
なまはげ館やゴジラ岩、寒風山、入道崎といった名所を回る予定に組み込むと、動きに無駄がありません。
Brasserie Ogresse Queteを購入する方法

現地まで足を運べない場合の選択肢は限られています。
醸造を始めたのが2023年と新しく、販売は男鹿市と秋田市、大潟村が中心だからです。
全国から手に入れる方法を紹介します。
ふるさと納税で受け取る
秋田県男鹿市のふるさと納税で、Brasserie Ogresse Queteのビールを選べます。
4種類の飲み比べセットと、4種類からおまかせで届く6本セットが用意されています。
銘柄ごとの違いを確かめたい場合は、4種の飲み比べセットが向いています。
量を確保したい場合や、贈り物にする場合は6本セットが便利です。
ふるさと納税がなぜお得なのかについて知りたい方はこちらの記事をどうぞ。
男鹿市の物産を扱う通販サイトでも、銘柄ごとの単品やセットを買えます。
スポンサーリンク
まとめ

Brasserie Ogresse Queteは、なまはげの里で塩を入れたビールを造る醸造所です。
立ち上げたのは、秋田市でベルギービール専門店を10年以上営んできた平潟秀俊さん。
苦いビールが飲めない奥さまがおいしいと言うビールを造る、という個人的な動機が出発点でした。
男鹿の塩と乳酸菌で醸すサワーエール。
すっきりとした酸味に、微かな塩味と柑橘系の風味が重なります。
最終目標は、乳酸菌と野生酵母で仕込む男鹿のランビックビールです。
男鹿を訪れる機会があれば、前日までに電話を入れて立ち寄ってみてください。
漁港と寒風山を望む2階の窓辺で、窯焼きピザと一緒に味わえます。
関連記事

