東京都台東区のクラフトビール醸造所特集!浅草・上野・谷中で古い建物を使うブルワリーを徹底紹介
東京都台東区にあるクラフトビールの醸造所を、エリア別に紹介します。
東京都台東区の醸造所は、新しく建てた施設にひとつも入っていません。
築100年の古民家、JRの高架下、百貨店のそばの路面店で仕込んでいます。
浅草・上野・谷中と、古い街並みが残る場所ばかりです。
飲めるのは、イギリスの伝統的なビターエール、ヘイジーIPA、松坂屋上野店の屋上で穫れたホップを使ったビールなどです。
紙コップで持ち帰って、隅田川沿いを歩きながら飲める店もあります。
入っている建物が違うので、店ごとの雰囲気も変わります。
それでは台東区にある醸造所やクラフトビールの特徴についてわかりやすく紹介していきます。
この記事は、こんなことを知りたいあなた向けです。
- 台東区でできたてのクラフトビールを飲める場所はどこか
- それぞれの醸造所がどんな銘柄を造っているのか
- 浅草寺や上野公園の観光と組み合わせられるか
- 古い建物を使った店はどこにあるか
読み終えるころには、台東区で行ってみたいブルワリーが見つかります。
台東区の醸造所は古い建物と高架下に入っている

台東区の醸造所は、もともと別の用途だった場所に入っています。
1706年創業の酒屋の店舗、JRの高架下、雑居ビルの1階。ビールを造るために建てた建物はひとつもありません。
ほかの区は事情が違います。
港区は再開発の大型施設、渋谷区は工場跡地と線路跡に大手2社の醸造所が入りました。どちらもまとまった土地があったからです。台東区に、同じ規模の空き地はありません。
かわりに、使われなくなった建物が残っています。
浅草や上野、谷中には戦災を免れた区画があり、古い木造や高架の下がそのまま使えます。醸造所は、空いた隙間に入りました。
建物を見に行くだけでも面白い区です。
浅草・浅草橋エリアの醸造所

浅草寺とかっぱ橋道具街を結ぶ通り、そして隅田川沿いの浅草橋。
観光の動線から少し外れた場所にあります。
浅草ビール工房 feat.Campion Ale:イギリス人が始めた上面発酵の店
西浅草の藤代ビル1階にあります。
2012年12月に「Campion Ale」として開き、いまの店名になりました。
始めたのはイギリス人のJames Williamsさんです。
大学の卒業旅行で日本を訪れ、2008年にイギリスの伝統的なビールを広めるために戻ってきました。専門学校でビール造りを学び、醸造所で経験を積んでから店を開いています。
造るのは上面発酵のイングリッシュエールです。
日本の大手が主に造る下面発酵のラガーとは、酵母の働き方が違います。常時3種類から5種類が並び、定番の1つが茶色いビターエールです。
店先からタンクが見えます。営業は火曜から金曜が17時から23時、土日祝が12時から23時です。
VECTOR BREWING 浅草橋醸造所:瓶の直売をしている醸造所
浅草橋にある、2019年開設の醸造所です。
新宿区で最初の醸造所を作った運営元が、台東区にも構えました。
代表作は「ねこぱんち」。ほかに「トムキャットHazyIPA」などを仕込んでいます。
醸造所では瓶ビールを直売しています。仕込んだばかりの状態で買えるのは、浅草橋の醸造所だけです。
台東区で穫れたハーブを使う「蔵前エールbotanical」も、浅草橋醸造所の仕込みです。
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蔵前エリアの醸造所

蔵前は、革小物や文具の工房が集まる街です。
隅田川に架かる厩橋のたもとに、醸造所があります。
PHERMENT BREWING:厩橋から徒歩1分のタップルーム
厩橋から歩いて1分、蔵前の神吉ビル1階にあります。
橋を渡れば墨田区で、隅田川沿いを歩く途中に寄れます。
「Neon」「Putty」「YOOFEE」といった銘柄を造っています。
Puttyは3種類のホップを使ったヘイジーペールエールです。
紙コップでの持ち帰りができるので、川沿いで飲むこともできます。
2026年夏からは瓶詰めも始める予定です。
上野・御徒町エリアの醸造所

上野駅から御徒町駅にかけては、台東区で最も醸造所が集まるエリアです。
醸造所が徒歩圏に並んでいます。
シノバズブルワリー ひつじあいす:松坂屋の屋上で穫れたホップを使う
不忍池のそば、仲町通りにあります。JR上野駅から徒歩5分です。
店頭のタンクで常時6種類を仕込んでいます。
特徴は原料の一部を近所で穫っていることです。
松坂屋上野店の屋上で収穫した生ホップを使ったビールを、2024年11月から出しています。
料理は羊が中心です。北海道厚真町産の希少な羊肉を扱います。
2階にはビールサーバー付きのテーブル席があり、自分で注げます。
東京ブッチャーズ with OKACHI Beer Lab:御徒町の高架下で塊肉と飲む
御徒町駅のJR高架下にあります。
炭火の塊肉で知られる東京ブッチャーズが、2018年12月に開いたブリューパブです。
特大の炭焼き台で焼いた塊肉と、自家醸造のビールを合わせます。
ワインの品揃えも厚いので、肉を軸に飲み物を選べます。
THIS BREWING:湯島駅から徒歩2分の明るいタップルーム
東京メトロ千代田線の湯島駅から徒歩2分の場所に、2023年7月に開きました。
白を基調にした店で、一見するとカフェのような造りです。
明るいうちから寄れる雰囲気なので、上野公園を歩いたあとに立ち寄れます。
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谷中エリアの醸造所

谷中は、戦災を免れた木造の街並みが残る地域です。
築100年の建物を使った醸造所があります。
BUZZED LAMB BREWING:1706年創業の酒屋の元店舗で仕込む
千駄木駅の1番出口から徒歩6分、谷中にあります。
建物は、1706年に創業した酒屋「伊勢五本店」の元店舗です。
伊勢五本店は2006年に千駄木へ移り、建物は自転車店を経て空き家になっていました。
空き家になった建物へ伊勢五本店のスタッフ2人がビールを造りたいと手を挙げ、栃木の醸造所で経験を積んだ佐藤玲央さんが加わって始まりました。
料理も出します。スパイシーなフライドポテト、唐揚げ、海老と牡蠣のアヒージョ、レバーパテのブルスケッタ、ラムの餃子などです。
営業は水曜から日曜が12時から20時、金曜と土曜は22時までです。
台東区のブルワリー巡りのポイント

台東区の醸造所は、浅草・蔵前・上野・谷中に分かれています。
観光地と重なるので、寺社や公園を挟みながら回れます。
上野に3軒集まっている
シノバズブルワリー、東京ブッチャーズ、THIS BREWINGは、いずれも上野駅と御徒町駅、湯島駅の徒歩圏です。
3軒だけなら半日で回れます。
浅草寺と組み合わせるなら西浅草を起点にする
浅草ビール工房は、浅草寺とかっぱ橋道具街を結ぶ通りにあります。
参拝と道具街の買い物のあいだに寄れる場所です。
昼から開いている店を選ぶ
BUZZED LAMB BREWINGは水曜から日曜の12時から、浅草ビール工房は土日祝の12時から開きます。
平日の昼に飲みたい場合は、開店時間を確かめてから向かってください。
川沿いを歩くなら蔵前
PHERMENT BREWINGは厩橋のたもとにあり、紙コップで持ち帰れます。
隅田川沿いを歩く日の一杯に向いています。
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まとめ

台東区のクラフトビールは、建物の来歴がそのまま店の個性になっています。
- BUZZED LAMB BREWINGは、1706年創業の酒屋の元店舗を改装した築100年の古民家
- 浅草ビール工房 feat.Campion Aleは、イギリス人が2012年に始めた上面発酵の店
- シノバズブルワリーは、松坂屋上野店の屋上で穫れた生ホップを使う
- 東京ブッチャーズは御徒町のJR高架下で、炭火の塊肉と自家醸造を合わせる
観光の動線とほとんど重なるのが台東区の強みです。
浅草寺や上野公園を歩いた足で、できたての一杯に立ち寄ってみてください。
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東京23区のブルワリーは、こちらの記事でエリアごとにまとめています。
東京都全体のクラフトビールは、こちらの記事でまとめています。
