東京都中野区にあるクラフトビールの醸造所を、エリア別に紹介します。

東京都中野区は、東京のあちこちに「ビール工房」を広げた会社の本拠地です。

2010年に高円寺で始まったビール工房は、いま新宿・高円寺・中野・浅草に広がりました。運営する会社の本社は、新中野にあります。

中野区にある醸造所は、いずれも同じ会社が営んでいます。

ただし、造っている目的は場所によって違います。

中野駅の裏路地では、非加熱で無濾過のビールを立ち飲みで飲めます。イギリスやドイツ、チェコの麦芽とホップを使い分けたビールが、日によって入れ替わります。

新中野にあるのは、飲食店のオリジナルビールを試作するための醸造所です。1回に造るのは40リットルほどで、レシピが商品になるかを少量で確かめます。

同じ会社でも、飲める場所と造る目的は分かれています。

それでは中野区にある醸造所やクラフトビールの特徴についてわかりやすく紹介していきます。

この記事は、こんなことを知りたいあなた向けです。

  • 中野区にどんな醸造所があるのか
  • それぞれがどんなビールを造っているのか
  • どこへ行けば、造りたてを飲めるのか
  • 自分の店のビールを造ってもらえるのか

読み終えるころには、中野区で行ってみたいブルワリーと、飲んでみたい一杯が見つかります。

中野区の醸造所は「街のビール屋さん」を広げた会社の足元にある

中野区の醸造所は「街のビール屋さん」を広げた会社の足元にある
※画像はイメージです

中野区の醸造所は、いずれも株式会社SAKE-YA JAPANが営んでいます。

旧社名を株式会社麦酒企画といい、2010年2月に設立されました。

創業者の能村夏丘さんは、前の仕事を辞めたあとの旅先で、一人でビールを造る醸造家に出会います。

岡山の吉備土手下麦酒で醸造と店づくりを学び、同じ年の12月に高円寺で1軒目を開きました。

掲げているのは「街のビール屋さん」という言葉です。

焼きたてを売るパン屋のように、街で造ったできたてを出す。アメリカには「ビールに旅をさせるな、美味いビールを飲みたければ醸造所へ行け」という言葉があり、言葉をそのまま形にした考え方です。

だから店は、どこも醸造所と客席がひとつの建物に収まっています。

出すのは非加熱で無濾過のビールで、造った場所から客席までの距離がいちばん短くなるように置かれています。

中野に2軒目ができたのは2014年です。

2018年1月には柴田屋ホールディングスと業務提携し、社名がSAKE-YA JAPANに変わりました。本社が置かれたのが新中野で、本社ビルの1階に研究開発のための醸造所ができます。

中野エリアの醸造所

中野エリアの醸造所
※画像はイメージです

JR中野駅の北口を出て、アーケードの商店街を抜けた先に昭和新道があります。

通りから袋小路へ入ったところに、店があります。

中野ビール工房:路地裏の立ち飲みで造りたてを飲む

中野ビール工房は、JR中野駅の北口から徒歩6分、中野の路地裏にあります。

2014年5月に開いた店で、ビール工房のなかではいちばん小さな造りです。

入っているのは、以前ボーイズバーだった物件です。

水まわりとガス、空調をのぞいた内装は、すべて社員が自分たちの手で仕上げました。

1階のワンフロアに、醸造設備とカウンターが同居しています。

立ち飲みのカウンターとボックス席、小上がりの座敷があり、ガラス越しに仕込みを眺めながら飲めます。

使う原料は、ドイツ・オーストラリア・イギリスの麦芽と、イギリス・アメリカ・チェコ・オーストラリアのホップです。

非加熱で無濾過のまま注ぐので、酵母が生きたまま口に届きます。

料理はブリティッシュパブを思わせるボリュームで、常時50品以上あります。

時間を区切った飲み放題もあります。

醸造の責任者は店長の木場さんです。

営業は火曜から金曜が17時から23時30分、土曜が13時から23時30分、日曜と祝日が13時から22時で、月曜が休みです。

中野ビール工房の銘柄や店の様子は、こちらの記事で詳しく紹介しています。

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新中野エリアの醸造所

新中野エリアの醸造所
※画像はイメージです

青梅街道と中野通りが交わる杉山公園の交差点のそばに、飲食店のためのビールを仕込む醸造所があります。

客席はありません。

ZERO LABO:飲食店のオリジナルビールを40リットルから試す

ZERO LABOは、東京メトロ丸ノ内線の新中野駅から徒歩2分、中央にある柴田屋ホールディングス本社の1階にあります。

2019年5月に設けられた醸造所で、飲食店が自分の店のビールを持ちたいときに使われます。

最小50リットルのタンクで仕込め、できあがるのは40リットルほどです。

料理に合うか、狙った味になっているか。少ない量で確かめられるので、商品にしてから味の違いに気づく失敗を避けられます。

売れ行きを見ながら、160リットル、300リットル、1200リットルと量を上げていく道も用意されています。

醸造家を育てる場でもあり、ブルーパブを開きたい人の相談も受けています。

タップルームはないので、醸造所で座って飲むことはできません。

同じ建物の1階には、グループが扱うお酒を試せる「Tasting Bar 柴田屋酒店 本店」があります。

ZERO LABOの仕組みやこれまでに造ったビールは、こちらの記事で詳しく紹介しています。

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中野区のブルワリー巡りのポイント

中野区のブルワリー巡りのポイント
※画像はイメージです

中野区の醸造所は、中野駅と新中野駅に分かれています。

片方は飲める店、片方は造るための場所なので、目的で行き先が決まります。

造りたてを座って飲むなら中野ビール工房

ZERO LABOには客席がありません。

できたてを飲みたい日は、中野駅北口の中野ビール工房へ向かうことになります。

昼から飲むなら土日祝

中野ビール工房が開くのは、火曜から金曜が17時、土曜と日曜、祝日が13時です。

昼から飲みたい日は週末に合わせてください。月曜は休みです。

中野駅と新中野駅は歩いてつながる

中野ビール工房のある中野駅北口から、ZERO LABOのある新中野までは、青梅街道沿いに歩いて15分ほどです。

醸造所の外観を見てから中野へ戻る、という組み立てもできます。

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まとめ

まとめ
※画像はイメージです

中野区で造りたてを飲むなら、次の店です。

  • 中野ビール工房は、中野駅北口の路地裏にある立ち飲み中心のブルーパブ。非加熱・無濾過のビールを、醸造設備のすぐ横で飲める
  • ZERO LABOは、新中野の本社1階にある研究開発の醸造所。飲食店のオリジナルビールを40リットルから仕込める

どちらも「街のビール屋さん」を掲げる同じ会社の醸造所で、造る場所と飲む場所を近づける考え方は変わりません。

中野へ出たら、造りたての一杯に立ち寄ってみてください。

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