東京都杉並区にあるクラフトビールの醸造所を、エリア別に紹介します。

東京都杉並区では、ドイツの定番ラガーから街の名を付けたレッドエール、音楽用語を銘柄名にしたセゾンまで、幅のあるクラフトビールが造られています。

高円寺にあるのは、都内に広がったビール工房の1号店です。住宅街の民家のような店で、150リットルのタンク3基で仕込んでいます。

ほかにも、障がいのあるスタッフが仕込む方南の醸造所、タップルームを持たない久我山の醸造所、音楽用語を銘柄名にした高井戸のブルーパブがあります。

飲めるのは、ジャーマンピルスナーやシュバルツといったドイツの定番から、ニュージーランド産のホップを使ったセゾン、方南の街の名を付けたレッドエールまで幅があります。

瓶や缶で持ち帰れる店もあります。

どこへ向かうかで、飲めるものも飲み方も変わります。

それでは杉並区にある醸造所やクラフトビールの特徴についてわかりやすく紹介していきます。

この記事は、こんなことを知りたいあなた向けです。

  • 杉並区にどんな醸造所があるのか
  • それぞれがどんなビールを造っているのか
  • どこへ行けば、造りたてを飲めるのか
  • 持ち帰りができる店はあるか

読み終えるころには、杉並区で行ってみたいブルワリーと、飲んでみたい一杯が見つかります。

高円寺エリアの醸造所

高円寺エリアの醸造所

JR中央線の高円寺駅の北側に、杉並区でいちばん古い醸造所があります。

高円寺麦酒工房:都内に広がったビール工房の1号店

高円寺麦酒工房は、JR高円寺駅の北口から徒歩5分の住宅街にあります。

2010年12月25日の開業で、「街のビール屋さん」を目指す運営元の発祥の地です。

建物はもとフォトスタジオでした。

オーナーの能村さん夫婦が改装し、隣の家との間の車2台分ほどの空間に木製のデッキを設けて入口にしています。外観は普通の民家と変わりません。

エントランスの奥が醸造所です。

150リットルの仕込みタンクが3基あり、年間10キロリットル以上を造ります。カウンターの奥にはタップが並び、常時8種類から10種類を注ぎ分けます。

銘柄はアメリカンペールエール、レッドエール、ジャーマンピルスナー、シュバルツ、ホワイト、IPAなどです。

ドイツの定番からアメリカのスタイルまで幅広く仕込みます。

営業は火曜から金曜が17時から23時30分、土曜が12時から22時、日曜と祝日が12時から21時30分で、月曜が休みです。

木の壁とカウンターで、店の奥の席は一段高くなっています。

方南エリアの醸造所

方南エリアの醸造所

東京メトロ丸ノ内線の方南町駅を出て、方南銀座商店街を歩くと白い建物が見えてきます。

働く場としての役割を持った醸造所です。

HONAN LOCAL GOOD BREWERS:障がいのあるスタッフが仕込む方南の醸造所

HONAN LOCAL GOOD BREWERSは、方南町駅の2番出口から徒歩3分にあります。

運営は一般社団法人ビーンズで、醸造所の名前は「方南ビール醸造所」です。2022年4月1日に仕込みを始めました。

店先の看板には、障がいのある醸造所スタッフと、ビールを楽しむ街の人が並べて書かれています。

「人を中心に考える」を指針に掲げ、飲む人を選ばないビールを目指しています。

銘柄には街の名が入ります。

「HONAN RED ALE」「HONAN I.P.A」のほか、看板の「LOCAL GOOD ALE」、ウィートエールの「PAN ALE」、ノンアルコールの「ZOMBIEER」もあります。

併設の交流スペースで飲めるほか、オンラインショップでも買えます。

営業は月曜と水曜から金曜が10時から17時で、火曜が休みです。土曜と日曜は不定期に開きます。

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久我山エリアの醸造所

久我山エリアの醸造所

京王井の頭線の久我山駅から歩いて数分の場所に、タップルームを持たない醸造所があります。

造ることに専念しながら、店先で樽生の試飲とボトルの直売をしています。

Mountain River Brewery:平日の午前から樽生を試飲できる

Mountain River Breweryは、久我山駅から徒歩5分のウッディ久我山1階にあります。

運営は合同会社ウッディで、醸造所の名前は「ウッディ酒造場」です。2018年5月9日に仕込みを始めました。

席を並べたタップルームはありませんが、雨の日でも立ち寄れる半屋内の試飲スペースがあります。

常時2種類から3種類が樽につながっていて、プラカップで飲めます。土曜は造り手と話せる角打ちのスペースが出ます。造ったビールは、都内のビアバーや通信販売でも届きます。

銘柄の幅が広いのが特徴です。

ベルジャンホワイトの「Mountain White」、地元の名を付けた「Kugayama Golden Ale」、ベルジャンセゾン、セッションIPA、ダブルIPA、スタウトなど、これまでに20種類近くを仕込んできました。

フルーツを使った銘柄も多く、「Holy Ring」「Parallel」「Grafti」などが並びます。

営業は月曜から金曜が10時から18時、土曜が13時から18時で、日曜が休みです。

高井戸エリアの醸造所

高井戸エリアの醸造所

久我山から井の頭線で2駅の高井戸に、2023年にできたブルーパブがあります。

銘柄の名前に、音楽の言葉が並びます。

Novel Craft Brewing:銘柄名に音楽用語を使うブルーパブ

Novel Craft Brewingは、京王井の頭線の高井戸駅から徒歩3分にあります。

タップルームの名前は「reverb」で、2023年12月に開きました。カウンター席から醸造設備が見えます。

銘柄は「Flanger」「Over Dub」「Spiral」「filter」「Dub Echo」「Glitch」などです。

エフェクターや録音の用語が並びます。タップルームの名前も、音の響きを指す言葉からとられています。

看板はセゾンです。

ニュージーランド産のホップとフランス産のセゾン酵母を使います。ベルジャンポーターも仕込んでいます。

自家醸造が6種類、ゲストビールが1種類という日もあります。

営業は火曜から金曜が17時から24時30分、土曜と日曜が15時から24時30分で、月曜が休みです。スパイスカレーやソーセージなどの料理もあります。

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杉並区のブルワリー巡りのポイント

杉並区のブルワリー巡りのポイント

杉並区は、行き先によって過ごし方が変わります。

夜だけの店もあれば、昼に開いている店もあります。

井の頭線なら久我山と高井戸を続けて回れる

Mountain River Breweryのある久我山と、Novel Craft Brewingのある高井戸は、京王井の頭線で2駅の距離です。

久我山は18時まで、高井戸は17時からなので、夕方に乗り継ぐと両方に寄れます。

昼から飲むなら久我山か方南町

Mountain River Breweryは月曜から金曜の10時から、HONAN LOCAL GOOD BREWERSは月曜と水曜から金曜の10時から開いています。

土曜と日曜は、高円寺麦酒工房が12時から開きます。

休みの曜日は店ごとに違う

月曜は高円寺麦酒工房とNovel Craft Brewing、火曜はHONAN LOCAL GOOD BREWERS、日曜はMountain River Breweryが休みです。

行きたい店の休みを先に確かめておくと確実です。

持ち帰るなら久我山か方南町

Mountain River Breweryは、醸造所でボトルを直売しています。

HONAN LOCAL GOOD BREWERSはオンラインショップを持っています。通信販売でも取り寄せられます。

まとめ

まとめ

杉並区で造りたてを飲むなら、次の店です。

  • 高円寺麦酒工房は、2010年開業で都内に広がったビール工房の1号店。元フォトスタジオを改装した民家のような店
  • HONAN LOCAL GOOD BREWERSは、障がいのあるスタッフが仕込む方南の醸造所。銘柄に街の名が入る
  • Mountain River Breweryは、久我山でタップルームを持たず造ることに専念。平日の午前から樽生を試飲できる
  • Novel Craft Brewingは、高井戸のブルーパブ。銘柄名はFlangerやDub Echoなど音楽の言葉から

民家のような店から商店街の白い建物まで、同じ区のなかで景色が大きく変わります。

行きたいエリアを決めて、できたての一杯に立ち寄ってみてください。

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